昔話(19)-藤原氏と陰陽師と天皇(15)

『花山天皇』は、深く落ち込んで、
出家を考えたりしましたが、

これからの人生も長いのに、
出家すると、
女性と大ぴらに付き合えなくなると考え、
躊躇していました。

『藤原義懐』ら側近たちは、
『花山天皇』の性格をよく知っているので、
出家は、一時的な気の迷いなので、
思いとどまるように説得していました。

『藤原兼家』は、
前の天皇だった『円融上皇』と
自分の娘『詮子』との間の
子供『懐仁親王』を即位させ、
天皇の外祖父となり、摂政に就任し、
政権を握ろうと機会を狙っていました。

『藤原兼家』は、
この機会を逃す手はないと考えました。

『藤原兼家』は、
『花山天皇』に仕えていた
次男『藤原道兼』に、
落胆していた『花山天皇』に、
深夜で誰もいなくなった隙に、
出家を薦めるように命じました。

そして、
深夜に人が少なくなり、静かになって、
『花山天皇』が、心細くなった時、

『藤原道兼』が、
「正統たる帝の証しの、
三種の神器を手放さなければ、
いつでも天皇に戻れので、
まずは、
出家して、落ちついいてから、
後の事を考えましょう。

1人では心細いでしょうから、
一緒に出家をしましょう。」と言ってきました。

『花山天皇』は、
『藤原道兼』が自分の事を、
親身になって色々言ってくれるし、
三種の神器は、御所に大切に保管してあるし、
嫌ならすぐに、天皇に戻れば良いと思いました。

『藤原道兼』は、
熟考する時間を与えず、
テンポよく準備をすすめ、
邪魔が入らないうちに急いで、
「元慶寺(花山寺)」に行きました。

ちなみに、自分の先祖の黒木氏は、
筑後宇都宮氏と血縁関係がありますが、
筑後宇都宮氏の先祖は、
『藤原道兼』だそうです。(続く)
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