ハチミツ(2)-世界最古の花とハチ
- 2023/11/20
- 05:05

ハチの仲間は、植物の葉や幹に卵を産み、
幼虫は植物を食べていました。
その一部から、
他の昆虫の体に、産卵管を刺して、
寄生するコバチ、ヒメバチなどの寄生バチが、
進化しました。
その後、産卵管が、
獲物を仕留めたり、
捕食者から身を守るための毒針に進化し、
有剣類のカリバチ類が登場しました。
そして、カリバチ類から、
アリとミツバチ上科に進化しました。
そして、ミツバチ上科は、狩りを行うアナバチ類と、
約7千万年ほど前に、
植物の花粉を食料源とするハナバチ類が、出現しました。
そして、ハナバチ類から、
群れで暮らすミツバチに、進化したそうです。
ちなみに、
約1億6千年前には、地球上に花が出現しました。
花は、受粉をしてもらうため、
虫を引きつけようと蜜を作りだしたそうです。
ちなみに、
中国科学院南京地質古生物研究所は、
中国遼寧省西部で、
世界で最も古い「花」であると認定された、
1億6千2百万年前のジュラ紀に生息していた、
【潘氏真花(Euanthus panii)】の化石を、発見しました。

【潘氏真花(Euanthus panii)】の化石

【潘氏真花(Euanthus panii)】の想像図
ちなみに、花から、ハチミツを集める
ミツバチが地球上に現れたのは、
約2千万年以上前だそうです。

ドイツで発見された、
約2千万年以上前のミツバチ Apis henshawi

日本の壱岐島で発見された、
約千9百万年前のミツバチ Apis lithohermaea Engel

北アメリカで発見された、
千4百万年前のミツバチ Apis nearctica(続く)
- 関連記事
-
- ハチミツ(2)-世界最古の花とハチ
- ハチミツ(3)-ハチミツ採取の最古の絵
- ハチミツ(4)-最古の養蜂(1)