昔話(15)-藤原氏と陰陽師と天皇(11)

当時、藤原氏は、天皇即位に関して、
大きな影響力を持っていました。

だから、藤原一族間の争いにより、
天皇が代わりました。

ちなみに、『花山天皇』は、
太政大臣『藤原伊尹』の外孫だったので、

叔父の『円融天皇』が即位した時、
『円融天皇』の実子がいたのですが、
朝廷第一の実力者『藤原伊尹』の力で、
次期皇位継承者の皇太子『師貞親王』になり、
そして、『花山天皇』になれたそうです。

ちなみに、『花山天皇』の父親は、
『円融天皇』の前の天皇『冷泉天皇』だそうです。

『冷泉天皇』の話も興味深いので、
少しお話します。

高橋留美子先生の漫画「うる星やつら」の
牛鬼『レイ』と同じというわけではありませんが、
『冷泉天皇』は、容姿が非常に端麗でしたが、
奇行が目立ったそうです。

例えば、
蹴鞠を蹴って、足が傷ついたのに、
全く構わず、一日中蹴鞠を続けたり、

父親の『村上天皇』に、手紙の返事として、
男性の陰茎を、
大きく描いた絵を送ったそうです。

だから、
『冷泉天皇』が即位式を挙げる時、
儀式に耐えられるかと、
周囲は大いに心配していたそうです。

でも、式の間中は姿勢を正してじっとしていたので、
「すでに死亡していた外祖父『藤原師輔』の霊が心配して、
後ろから支えてくれていたに違いない。」と人々は、
うわさしたそうです。

でも、別の儀式の最中に
「こんな重いものは被っていられない」といきなり冠を脱ぎ、
突然、近く使えていた女官『馬命婦』に対して、
強引に性行為をしたり、

ある寒い日に、着ていた衣装を、
他人に与えてた後、
何故、今日は寒いのか?と考え込んだり、

退位後に住んでいた御所が、火事になった時、
燃え盛る炎を見て、興奮を抑えられず、
「かがり火」の歌を大声で歌ったりしたので、

周囲の人々は、『冷泉天皇』に、
常に驚かされたそうです。

ちなみに、『冷泉天皇』の奇行には、
『藤原元方』の怨霊が、
関係していると言われています。(続く)
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