狂犬病(23)-イスラム(2)-犬は、不浄な動物
- 2022/12/02
- 05:05
匂いのするもの、大きな音を出すものなどは、
不浄なものと、されています。
イスラム教の預言者『ムハンマド』は、
「犬の体や唾液に触れたら、
洗い流さなければいけない。」と、
犬を媒介とした狂犬病などの感染症を警戒して?
言っているそうです。
そして、イスラム教徒は、
匂いがして、大きな鳴き声を出す、
犬に対して、
「不浄な動物」とする見方に加え、
「西洋化の象徴」と考える人も多く、
犬を飼育する事に対して、反発する傾向が、強いそうです。
そして、イスラム教徒にとって、最大の侮辱の言葉は、
「アッラーが、あなたを、犬かブタに変えますように。」だそうです。
ちなみに、猫は、犬とは、待遇が違います。
何故なら、
預言者『ムハンマド』は、猫を、とても可愛がって、
「猫への愛は、信仰の一側面である。」と言ったので、
「猫は、清潔で、イスラム教徒にとっての真のペット」とまで、
言われています。
そして、
犬は、モスクには、入れませんが、
猫は、清潔な動物とされているので、
モスクに入る事が、許されているそうです。
そのため、
イスラム教国では、
猫は、たくさんいますが、
犬は、あまりいません。
ちなみに、
以前、オーストラリアから日本に戻る時に、
飛行機の乗り換え地が、
ブルネイ・ダルサラーム国でした。
お金持ちのイスラム教国という事しか、知らなかったのですが、
ビザ不要と知り、
どのような国かを見たいと、ふと思いつき、
ノープランで、
ブルネイ・ダルサラーム国を、放浪する事にしました。
そして、適当にホテルに入り、
片言英語が通じるか不明でしたが、
どうにか通じて、泊まるホテルを決めました。
ホテルの部屋を案内してくれた従業員に対して、
下調べをしていなかったので、
チップが必要かどうか、分からなかったのですが、
念のため、チップを渡して、
街中の案内マップがあるか聞くと、
大まかな見どころと、施設が書いてある、
簡単なマップをくれました。
ちなみに、後日分かったのですが、
ブルネイ・ダルサラーム国の憲法では、
公用語は、マレー語と定められていますが、
英語も広く使われ、
中国語も、使われているそうです。
簡単なマップを見ながら、街を散策していると、
モスクから、祈りの言葉が、
街中に、大音量で流れていました。
気になったので、
モスクに入ろうとした時、
ヨレヨレのTシャツと半ズボンという、
ラフな格好だったので、
中国語ではなく、英語で、注意されました。
そのため、
ホテルに戻って、
長そでシャツ、長ズボンに着替えて、
モスクに行くと、入ることが出来ました。
そして、
中国語ではなく、英語で、
何処から来たかと聞かれたので、
日本と答えたら、
日本は、とても良い国だと言って、
モスクまで入ってくる日本人は、珍しいと言って、
もの凄く詳しく、モスクを案内してくれました。
そして、英語で、
職業を聞かれたので、獣医(vet)と答えると、
野生動物見学ツアーがあるので、
ツアーの申し込み場所を教えるから、
ぜひ行くべきだと言ってきましたが、
ボッタクられそうな気がしたし、
街中の様子を、見たかったので、
それを断りました。
でも、後で考えると、
外国人から見ると、
中国人と日本人は、同じように、見えるのに、
何故、中国言で、話かけてこなかったのか、不思議です。
モスクの見学の後、
街に行くと、ファーストフードのマックがあったので、
腹ごしらえしてから、
高校時代、日大の芸術学部に入学して、
映画監督を!と考えた事もあったので、
その国の文化を知るためには、映画だと思い、
映画館に行きました。
でも、適当に映画館に入ったので、
どこの国の映画なのかは、分かりませんでした。
しゃべっている言葉は、まったく分かりませんでしたが、
字幕が、英語、漢字(中国語?)など数か所について、
字幕を見比べ、細かい事は、分かりませんでしたが、
内容を、おおざっぱに理解しました。
ちなみに、
オーストラリアを、放浪していた時も、
映画を見ました。
でも、字幕はありませんでした。(続く)
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