感染予防(2)-狂犬病(14)-治療(4)-ミルウォーキー・プロトコル(3)
- 2022/09/29
- 05:05
足が少し動き始め、
6日後には、目を開けて、
そして、
口を、開けてれるようになりました。
9日目には下肢の腱反射が出現し、
その後、脳波の所見が改善しはじめ、
瞳孔が光に反応するようになりました。
12日目には、ベッドに座るようになりました。
そして、徐々に回復し、
昏睡状態から覚醒させたてから31日後には、
ウイルスが見られなくなったので、
集中治療室から一般病棟に移り、
『Jeanna Giease』は、
2005年1月1日に、車イスで退院しました。
ちなみに、治療費は、
約8千万円以上かかったそうです。
その後、次第に運動機能は改善し、
2006年には、独力で歩けるようになって、
復学を果たし、自動車の運転も出来るようになりました。
『Jeanna Giease』は、Lakeland Universityで生物学を専攻し、
2011年春には卒業したそうです。
体調は非常に安定していますが、
しかし、現在も、
咬まれた左指に、少ししびれが残っている事と、
左腕の緊張に変化がある事、
走る際の歩幅が広がる事、
少し平衡感覚がおかしい事など、
軽度の狂犬病の後遺症があるそうです。
『Jeanna Giease』のドキュメンタリー番組が、
you tubeで、見れます。
『Jeanna Giease』のドキュメンタリー番組が、
you tubeで、見れます。
そして、
現在、『Jeanna Giease』は、you tubeで、
世界初の狂犬病からの回復者として、
狂犬病対策の重要性を話しています。
『Jeanna Giease』のFace bookもあります。
そして、
治療法は、『Rodney Willoughby, Jr.』準教授が、
「ミルウォーキー・プロトコル
(ウィスコンシン・プロトコル)」と命名しました。(続く)
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