エイズ(2)-『Brryan Jackson』(1)-法廷で父親との対面-永遠に地獄で焼かれろ!
- 2022/09/02
- 05:05
母親『Jennifer Jackson』と一緒に、
自分の父親『Bryan Stewart』の仮釈放の審理のための法廷で、
収監が、できるだけ長く続くよう希望すると、
声明を読み上げるため、
生れてから24年間、会ったことのなかった、
白い囚人の制服を着た父親『Bryan Stewart』と対面しました。
『Brryan Jackson』は、父親『Bryan Stewart』と、
目を合わせたくなかったので、ずっと前を見ていたそうです。
しかし、目の隅から
父親『Bryan Stewart』が、見えたそうです。
『Brryan Jackson』は、
【警察写真で見ていた顔だったけれども、
僕の記憶の中には、ない。
言われなければ、
僕の父親だと気づかないはずだ。】と言っています。
そして、『Brryan Jackson』は、
深呼吸してから、審査委員会をじっと見つめて、
自分の物語を、語り始めました。
【アメリカのミズーリ州の軍事訓練施設で、
医療従事者になるための訓練を受けていた、
父親『Bryan Stewart』と母親『Jennifer Jackson』は、
意気投合し、
1991年より、一緒に住むようになり、
5か月後には、母親『Jennifer Jackson』は、妊娠しました。
当初、父親『Bryan Stewart』は、妊娠を喜んでいましたが、
湾岸戦争に召集され、戻ってきてからは、
言い争いが増えるようになり、喧嘩が絶えなくなり、
母親『Jennifer Jackson』に対して、
何度も、暴力をふるうようになりました。
1992年、母親『Jennifer Jackson』は、
僕(『Brryan Jackson』)を出産しましたが、
父親『Bryan Stewart』は、
自分の子供であることを否定し始め、
証拠としてDNA鑑定を要求し、
検査の結果、
親子の証明が、判定されましたが、
結局、
修復不可能な位に関係が悪くなったので、
父親『Bryan Stewart』と母親『Jennifer Jackson』は、
別れることになりました。
その後、養育費の支払いをめぐって、激しく争う事になり、
父親『Bryan Stewart』は、支払いを拒否しました。
父親『Bryan Stewart』は、母親『Jennifer Jackson』に対して、
「呪われた子供は、5歳を迎える事なく、死ぬ運命だ。
俺と別れる時は、
何も残していかないからな。」などと言ったそうです。
そして、僕(『Brryan Jackson』)は、
母親『Jennifer Jackson』に、育てられる事になりました。
そして、次第に、
父親『Bryan Stewart』と母親『Jennifer Jackson』は、
ほとんど連絡を、とらない状態になっていたそうです。
しかし、僕(『Brryan Jackson』)が、
生後11か月頃に、ぜんそくの発作で、入院した時、
母親『Jennifer Jackson』は、
自分の息子が病気だと知りたいだろうと思って、
研究所で、血液検査技師として、
働いていた父親『Bryan Stewart』に、
電話をかけたそうです。
そして、
僕(『Brryan Jackson』)の退院予定日に、
父親『Bryan Stewart』が、病院に面会に来たそうです。
そして、父親『Bryan Stewart』は、
「大事な息子と2人になりたいから。」と言って、
母親『Jennifer Jackson』に、飲み物を買いに行かせました。
そして、父親『Bryan Stewart』は、
僕(『Brryan Jackson』)が死ねば、
養育費の支払いをしなくてもよいと考え、
周囲に誰もいなくなったのを確認してから、
職場から秘密裏に持ち出した、
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染した血液を取りだし、
生後11か月の自分の息子の僕(『Brryan Jackson』)に、注射しました。
母親『Jennifer Jackson』が、戻ってきた時、
僕(『Brryan Jackson』)は、
父親『Bryan Stewart』の腕の中で、泣き叫んでいたそうです。
その後、状態が悪化していったので、
検査した結果、
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染した血液を、
注射したというだけではなく、
実は、
血液型も合っていなかったので、異常値だらけでした。
医師たちは、
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染した血液を、
注射された事を、知らなかったので、
困惑していたそうです。
しかし、医師たちが、懸命な治療した結果、
呼吸、脈、体温などの体調が安定したので、
退院したそうです。
しかし、退院した後、
しばらくすると、僕(『Brryan Jackson』)の状態は、
どんどん悪化していきました。
それから4年間、母親『Jennifer Jackson』は、
原因究明と治療のため、色々な病院を転院し、
「どうして、息子が死にかけているのか、
どうかお願いですから調べてください。」と懇願したそうです。
しかし、何処の大病院でも、何も分からなかったそうです。
僕(『Brryan Jackson』)は、
子供の時より、ストレスで真夜中に、
「ママ、お願い、死なないようにして!」と叫んで、
目が覚めていたそうです。
ある時、担当の小児科医が、
「ヒト免疫不全ウイルス(エイズ HIV)」に、
感染するという悪夢を見たので、検査をしました。
そして、
僕(『Brryan Jackson』)は、
「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)」に感染し、
複数の日和見感染にもかかっているのもわかり、
エイズを発症している事が、分かりました。
そして、
僕(『Brryan Jackson』)に対して、
医師たちは、
生存の見込みはないと判断し、
余命5カ月と宣告し、
その間、
できるだけ普通の生活を送る方が良いという事で、
僕(『Brryan Jackson』)は、退院することになりました。
その後、
警察の捜査により、
父親『Bryan Stewart』は、職場で、
「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)」に、
感染した血液を、
他人に注射して、感染させたら、
大騒ぎになるだろうなど、
血液検査技師の同僚と話していた事などが分かりました。
そして、父親『Bryan Stewart』は、逮捕され、
犯行を自供したので、
1998年に、第一級暴行罪で有罪判決を受け、
終身刑の判決を受けました。
しかし、
大人の父親『Bryan Stewart』は、
終身刑を言い渡されましたが、
子供だった僕(『Brryan Jackson』)は、
死刑判決を受けました。
父親『Bryan Stewart』の終身刑の判決の時、
法廷で『Ellsworth Cundiff』判事は、
「神が、あなたを召された時、
永遠に地獄で焼かれると信じています。」と付け加えたそうです。】(続く)
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