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感染予防(2)-ルイ・パスツール(5)-炭疽菌(1)-2人のライバル(1)

1876年に、
ライバルの医師、細菌学者『ロベルト・コッホ』が、

家畜の感染症で、人にも感染する人獣共通感染症で、

致死率が高い炭疽症の原因が、

炭疽菌(Bacillus anthracis)である事を発見したので、

それに刺激を受けて、

1877年より、『ルイ・パスツール』は、
炭疽菌(Bacillus anthracis)について、研究を開始しました。

そして、
『ルイ・パスツール』が、炭疽菌を牛に接種する実験をしていた時、

ほとんどの牛が、炭疽病を発症し、死亡したのに、

2頭だけ完治しました。

そこで、
より毒性が高い新鮮な炭疽菌(Bacillus anthracis)を、
治った2頭に接種してみました。

その結果、
いつまで経っても、病気を発症しませんでした。

『ルイ・パスツール』は、

「炭疽病に感染して治った牛は、

免疫が出来て、

炭疽菌(Bacillus anthracis)に何度攻撃されても。
炭疽病にかかることは無い。」と考え、

それ以降、
「軽い炭疽病にかかれば、感染しても動物は完治し、
炭疽病の免疫ができる。

では、どうすればそれを実現できるのか?

どんな方法を使えば良いのか.?

多くのワクチンを作製するために、
人工的に作製する安全な方法は?」と、

深く考え込み、

炭疽菌(Bacillus anthracis)を、空気にさらしたりなど、
色々な条件で、弱毒化させるための研究を続けましたが、

うまくいきませんでした。

『ルイ・パスツール』は、
ゴチャゴチャしていた頭の中を整理し、

考え方を切り替えるため、

夏季休暇を取ることにしました。

その頃、フランスの獣医師『Jean Joseph Henri Toussaint』が、

石炭酸により、炭疽菌(Bacillus anthracis)の不活化ワクチンを作製し、

アルフォール獣医学校で、20頭の羊で実験を行った結果、
ある程度の成果が得られました。

ちなみに、
フランスのアルフォール獣医学校は、世界初の獣医学校です。


そして、獣医師『Jean Joseph Henri Toussaint』は、
ワクチンの製法を書いたノートを、
封筒に入れて封をして、科学院に提出しました。

しかし、
完全ではなかったので、
獣医師『Jean Joseph Henri Toussaint』は、

『ルイ・パスツール』と共同で研究していた

医師『Pierre Paul Émile Roux』に、意見を求めました。

その時、
『ルイ・パスツール』は、夏季休暇を取っていたのですが、

医師『Pierre Paul Émile Roux』より、

新しいライバル
獣医師『Jean Joseph Henri Toussaint』の実験結果を聞いて、

夏季休暇を中断して、急いで研究に戻りました。

そう言えば、
自分が、オーストラリアのメルボルン動物園で、研修していた時、

メルボルン動物園の園長が、

サーフィンを楽しんだ後、
長期休暇を取り、ヨーロッパに行くけど、

何かあれば、休暇を中断し、戻ってくると言っていました。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

海外14カ国を、旅しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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