サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(6)
- 2022/03/25
- 05:05
『ハンドルネーム:アイスマン』から取得したカード情報を、
『ブレット・シャノン・ジョンソン
(ハンドルネーム:ゴラムファン)』に、売りました。
しかし、『ブレット・シャノン・ジョンソン
(ハンドルネーム:ゴラムファン)』は、
警察の協力者だったので、
『ジョナサン・ジアノーン』(21歳)は、逮捕されました。
逮捕後、『ジョナサン・ジアノーン』(21歳)は、
『ハンドルネーム:アイスマン』の正体について、
何度も、質問を受けました。
初めは、シラを切っていましたが、
しつこいほどの取り調べを受けたり、
司法取引を、すすめられているうちに、
次第に、事の重大性に気づき始めました。
そして、司法取引に応じないのであれば、
何年も刑務所から出られない可能性が、高くなりました。
『ジョナサン・ジアノーン』(21歳)は、
人生を楽しむのに、非常に大切な20代を、
何年も刑務所で過ごすというのは、
あまりにも過酷だ!と考え、自白を始めました。
ただし、
『ジョナサン・ジアノーン』(21歳)は、
『ハンドルネーム:アイスマン』の正体は、
知りませんでしたが、
『クリス・アラゴン』が、
『ハンドルネーム:アイスマン』の正体を、
知っていると証言しました。
『クリス・アラゴン』は、逮捕歴があったので、
居場所は、分かっていました。
そして、『クリス・アラゴン』が、
偽造カードの入った財布を片手に、買い物を済ませ、
車に戻ったところで、逮捕されました。
そして、
『マックス・バトラー』は、
『クリス・アラゴン』が、逮捕されたと知りました。
『マックス・バトラー』は、
以前、『クリス・アラゴン』が、
偽造カードの使用で、捕まった時、
すぐに保釈されましたが、
今回は、数週間たっても出てこないので、
ものすごく心配になりました。
そして、
『クリス・アラゴン』は、
取り調べ中、なかなか口を割らなかったのですが、
FBI捜査官『キース・ムラスキー
(ハンドルネーム:マスタースプリンター)』が、
『クリス・アラゴン』のパソコンを調べていくと、
ひとりのハッカーの名前が、浮かび上がりました。
そして、ついに『ハンドルネーム:アイスマン』の正体が、
『マックス・バトラー』であると、分かりました。(続く)
- 関連記事
-
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(1)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(2)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(3)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(4)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(5)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(6)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(7)
- サイバー犯罪(2)-世界で最も危険なハッカー『ケビン・ミトニック』(1)
- サイバー犯罪(2)-世界で最も危険なハッカー『ケビン・ミトニック』(2)