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サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(7)

『ハンドルネーム:アイスマン』の正体が、

『マックス・バトラー』と分かり、いつでも逮捕出来る状態になりました。

そして、
『クリス・アラゴン』に、『ハンドルネーム:アイスマン』の正体が、

『マックス・バトラー』と分かったと伝えました。

すると、
『クリス・アラゴン』は、

「『マックス・バトラー』は、

クリックひとつで、ハードディスク内の証拠を、
一瞬にして消去する仕組みを構築している。

ハードディスク内のデータは全て暗号化されていて、

それらの復号キーは、パソコンの電源を落とせば、
コンピュータのメモリーから、消えるので、

パスフレーズを忘れたと言えば、証拠は無くなる。」と言いました。

そのため、
『マックス・バトラー』のパソコンが、稼働している時に、
身柄確保する必要性がありました。

そのため、24時間体制で、
『マックス・バトラー』の生活リズムの監視が行われました。

監視には、『マックス・バトラー』に気が付かれないように、

電話やインターネットを使用せず、

メモ用紙など、アナログ的に行われていたので、

『マックス・バトラー』は、インターネット上では無敵でしたが、

監視されている事は、知らなかったので、
油断していました。

そして、
『マックス・バトラー』は、
時々、パソコンの電源を入れたまま、

ベットで寝ている事が、分かりました。

そして、2007年9月、
パソコンのモニターのライトが部屋から漏れて、
『マックス・バトラー』が、寝ているのを確認して、

捜査員が突入して、逮捕となりました。

幸いにも、パソコンは、電源が入ったままの状態でした。

『マックス・バトラー』は、かなり動揺したのですが、

「自分より能力の高いハッカーは、いないので、

自分のパスフレーズは、

絶対に分かるはずがない!」と自信を持っていたので、

データの復号は、100%不可能だ!と考えていたそうです。

ちなみに、
パスワードは、通常8-10文字程度ですが、

パスフレーズは、セキュリティを高くするため、
数十文字以上の長い文字列から構成されているので、

それを解明するのは、かなり困難です。

しかし、裁判が始まり、

担当検事『ルーク・デンボスキー』から、

「!!One man can make a difference!」と、書かれた紙が、

『マックス・バトラー』の担当弁護士に、渡されました。

そして、『マックス・バトラー』は、担当弁護士から、

この紙を見せられると、「信じられない…」と言った後、

顔が、どんどん青ざめていきました。

実は、「!!One man can make a difference!」は、

『マックス・バトラー』の暗号化されたデータを、
復号するためのパスフレーズでした。

そして、『マックス・バトラー』は、独房に戻った後、
長時間、狂ったように、わめきながら、大泣きしたそうです。

『マックス・バトラー』のパソコンには、

カード情報や数多くのハッキングツールなど、
約180万件以上の情報があり、

データ総量は、5テラバイトだったそうです。

そして、
このことを聞かされた『クリス・アラゴン』は、

余生を思った以上に楽しく過ごせるだけのカード情報を、
『マックス・バトラー』が、持っていたということを、
この時に、はじめて知って、驚愕したそうです。

『クリス・アラゴン』は、

「『マックス・バトラー』は、お金には、無頓着だった。

『マックス・バトラー』は、単にハッキングする事だけが、
趣味だったんた。」と言いました。

実際に、『マックス・バトラー』も、

「『クリス・アラゴン』は、約1億円以上稼いだので、

稼ぎの半分はもらえると思っていたけど、
そういうことは、一度もなかった。

でも、楽しかった。」と言っています。

ちなみに、『マックス・バトラー』を、
有罪にできる証拠がそろったので、

『クリス・アラゴン』に、
捜査協力という形での司法取引を求める必要性が、

なくなったので、

『クリス・アラゴン』には、
司法取引なしの懲役25年が言い渡されました。

そして、『マックス・バトラー』の裁判では、

約200万件近くのクレジットカード番号を盗み、

約101億円の被害額を与えたと言われましたが、

『マックス・バトラー』は、
そのような多額の金額を得ていないと反論しました。

ちなみに、『マックス・バトラー』が、逮捕された時、

口座には、約936万円ほどしかなかったそうです。

そして、
サイバー犯罪史上最も重い、

懲役13年、
被害者へ約32億円の損害賠償が、命じられました。

これは刑が軽い様に見えますが、

『マックス・バトラー』が、非常に捜査に協力的だった事と、

捜査関係者が、『マックス・バトラー』の人間性に、

魅了されたからと言われています。

実際に、
事件を担当した検事『ルーク・デンボスキー』は、
裁判前に被告席にいる『マックス・バトラー』の所に行き、
握手を求めたそうです。

ちなみに、
アメリカの司法制度では、
被告人がいくら稼いだかではなく、

被害者がどれほどの不利益を被ったのかという視点で、
量刑が言い渡されるので、

約100億円の被害額に対してなので、

約30億円の賠償だそうです。

『マックス・バトラー』は、

「今回の事を、反省している。

でも、自分は有用で、
中国軍のネットワークや軍事産業に侵入出来る。

アルカイダをハッキング出来る。」と、

レポートを書き上げ、
刑期の短縮を願い出たそうです。

FBI捜査官『キース・ムラスキー
(ハンドルネーム:マスタースプリンター)』は、

宿敵『マックス・バトラー』の能力を認めていたので、

サイバー犯罪に関する情報共有、捜査支援、
被害防止のアメリカの非営利団体「NCFTA 」で、

講演を依頼したそうです。

そして、『マックス・バトラー』は、
2019年に、刑務所から出所し、

心から、猛反省し、
再び、「ホワイト・ハット・ハッカー」となり、
今度は、ダークサイドに落ちない様に気を付けて、

活躍しているそうです。(続く)
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コメント

中国による尖閣侵攻危機と、憲法改正の必要性を知って下さい

書込み大変失礼致します。
皆様にこの度どうか知って頂きたい事があり、誠に恐縮ですが書込ませて頂きました。

テレビが大きく報じぬ中、連日尖閣奪取を狙う、中国の日本領海侵犯が激しさを増す現状を、中国に侵略虐殺を受けるウイグル等と重ね、どうか多くの方に知って頂きたいです。

かつて9条の様に非武装中立を宣言し、平和的で軍事力の弱かったチベット等は、中国に武力で侵略虐殺され、その覇権拡大は現在進行形で行われています。

韓国が日本の竹島を不法占拠した際、多くの船員が機関銃で襲撃拷問され死傷し、北朝鮮には国民を拉致され、
尖閣には中国公船が侵犯する現状でも、9条により日本は国を守る為の手出しが何一つ出来ません。

中朝ロの数千発の核ミサイル標準は常時日本に向けられており、尖閣、台湾周辺の動きも激化する中、9条を改正し自立した戦力を持たなければ、
有事の際、敵基地攻撃能力を持たず、原発も動かず資源の無い現状防衛力では、日本人の命と領土は守れません。

中韓による侵略は、野党が法制化を目指す、外国人参政権や女系天皇等、多様性と言う名の文化破壊活動からも始まっており、

外国人参政権はアメリカ始め世界的に認める国は少なく、
ハワイは米国に外国人参政権を与え乗っ取られ、ウクライナのクリミア半島も住民投票を行った体でロシアに帰属しました。

又メディアが推奨する夫婦別姓等も元々は中韓の制度であり、地位の低い女性は夫の姓を名乗らせないという、女性蔑視の歴史的背景によります。

この夫婦別姓は最終的に戸籍廃止を目的としており 、戸籍により追跡発見が出来た
背乗りやスパイ等の犯罪も、これを無くす事で不都合な出自隠蔽も容易となります。

先進国で唯一スパイ防止法が無い日本で、
中韓に軸足を置き、友好を刷り込む野党やメディアが、制度の危険性を隠し国民を誘導する現状からも、既に浸透工作は最終段階である事、
日本でウイグルの悲劇を生まない為に、一人でも多くの方に目覚めて頂きたいと切に思い貼らせて頂きます。
https://pachitou.com
長文、大変申し訳ありません。

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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、放浪しました。

そして、
海外14カ国を、放浪し、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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