サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(2)
- 2022/03/15
- 05:05
出所前の施設「社会復帰訓練所」に移された後、
今後は、「ホワイト・ハット・ハッカー」で、頑張ろうと考え、
心機一転という事で、正式に名前を、
『Max Ray Butler』 から、『Max Ray Vision』に変更しました。
ちなみに、
『マックス・バトラー』が、
『Max Ray Vision』という名前に変更したのは、
服役中、「Maximum Vision」と言うコンピュータ関連の雑誌を、
発行していたのですが、そこから取ったそうです。
ちなみに、
自分が、動物園勤務の時に、
動物園に来た人は、もちろん、
来ない人にも、
動物園の動物の事を、飼育係を通して、
より知ってもらいたいと考えました。
それには、動物園の機関誌が良いと考え、
動物たちと市民とが、
心通わせるための懸け橋という意味で、
自分が、「コミュニケーション」と命名し、
動物園の機関誌を、発刊しました。
ちなみに、
自分が、動物園をやめた後も、
大森山動物園の機関誌「コミュニケーション」は、
現在も、定期的に、発行されています。
ちなみに、
自分が勤務している時は、
年間4冊発行していましたが、
現在は、年間2冊となりました。
でも、名前も変えず、続けてくれているので、
続ける事に意味があるし、感謝しています。
ちなみに、
自分が、動物園勤務の時は、
動物園で、ワクワクするような体験をして欲しかったので、
「ワクワク観察会」と名付けて、観察会を企画していました。
現在も、観察会は、続いていますが、
「 ワクワク」という名前は、無くなりました。
でも、続ける事に、大きな意味があります。
そして、『マックス・バトラー』は、
「ホワイト・ハット・ハッカー」として、
いくつもの企業に、連絡を取りましたが、
大規模サイバー犯罪者で、逮捕歴ありということで、
全てに拒否されたので、経済的に、すごく厳しくなりました。
そのため、
サーバのセキュリティ強度の判定を検証する
「ペネトレーションテスト」を、
相場と比べると、破格の時給:約千円で、
請け負うと宣伝すると、
ある企業から、依頼が来ました。
そして、
『マックス・バトラー』は、
その企業のインターネットのセキュリティについて、
調査を開始しました。
しかし、インターネットのセキュリティは完璧で、
数ヶ月かかっても、侵入出来なかったそうです。
すると、
『マックス・バトラー』は、ものすごく落胆し、
「今まで侵入に、
失敗したことなんてないのに…」と、
恋人に愚痴っていたそうです。
そして、不満の限界に達した『マックス・バトラー』は、
その企業の複数の従業員に対して、
ウィルスが仕込まれたEメールを送り付け、
感染に成功したパソコンから、
その企業のネットワークに侵入するという、
禁断の方法を使って、インターネットのセキュリティを破って、
ようやく、侵入に成功しました。
しかし、企業は、
サーバのセキュリティ強度の判定を依頼しただけなのに、
ウイルスで、直接攻撃されたので、激怒しました。
『マックス・バトラー』は、
「今までの「ペネトレーションテスト」では、
行われなかったが、
これからの「ペネトレーションテスト」には、
クライアントへの攻撃も含めるべきだ。」と言いましたが、
契約解除されました。
再び、『マックス・バトラー』が、お金に困っていると、
囚人仲間の『ジェフ・ノーミントン』から、
連絡が来ました。(続く)
- 関連記事
-
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(1)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(2)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(3)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(4)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(5)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(6)
- サイバー犯罪(1)-闇の世界に落ちた天才ハッカー『マックスバトラー(アイスマン)』(7)
- サイバー犯罪(2)-世界で最も危険なハッカー『ケビン・ミトニック』(1)
- サイバー犯罪(2)-世界で最も危険なハッカー『ケビン・ミトニック』(2)