昔話(9)-藤原氏と陰陽師と天皇(5)

古代中国では、

万物は、陰と陽の2つ気から出来ていて、
2つが作用しあって物事が進んでいるという「陰陽説」、

木と火は陽で、金と水は陰で、
土はその中間に存在するとされ、
その消長によって、全ての現象が起きているとする「五行説」が、
ありました。

それぞれ別の物でしたが、漢の時代に合体し、
天変地異や人事吉凶を占う「陰陽五行説」となったそうです。

その後、日本で、
惑星、小惑星等の位置により占星術をする「天文暦法」と
「陰陽五行説」が結びつき、「陰陽道」が出来たそうです。

そして、昔の日本には、
公務員と民間の陰陽師が、いたそうです。

『芦屋道満』は、民間の陰陽師でしたが、
『安倍晴明』は、公務員の陰陽師でした。

公務員の陰陽師が所属する『陰陽寮』は、
中務省に属する役所でした。

国家安泰のため、

自然地理学、方位学で地相を見て、
都市計画を立てたり、
星や雲等を観測し、占星術や気象予報を行い、
暦を管理したり、祭祀を司ったり、
国家の異変を占ったりしたそうです。

そして、
病気治療や安産のための呪禁も行ったそうです。

ちなみに、呪禁は、道教の影響を受けて成立し、
呪術によって病気の原因となる邪気を祓うのは、
公務員の呪禁師の仕事でしたが、

陰陽道の台頭によって呪禁師は、廃止され、
陰陽師の仕事になったそうです。

『陰陽寮』は、『陰陽頭』がトップで、

その下に、

天文観測に基づく占星術を行使し、
異変の兆しを見つけ、それを封じる『天文博士』、
ちなみに、陰陽道の中では、最も難しいそうです。

陰陽師を養成する『陰陽博士』、

吉凶を占い、地相を見る『陰陽師』、

暦を作成し、暦から伺える変事を、
事前に封じる『暦博士』、

漏刻(水時計)を管理し、時刻を計り、
定時に鐘や太鼓で時刻を報じる『漏刻博士』、

そして、各博士の下では『学生』、
『得業生(特待生)』が学んでいたそうです。

当時は、異変の科学的根拠が不明だったので、
『陰陽寮』の占いや変異を封じる事は、
国家の運営上、とても大切な事柄だったそうです。

ちなみに、(続く)
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