ドリトル先生と「ジキルとハイド」のモデル-『ジョン・ハンター』(4)-チチカライ
- 2021/08/12
- 05:05
人体の構造に、旺盛な好奇心に、火が付き、
解剖の魅力に、取り憑かれました。
『ジョン・ハンター』は、
遺体の絵をかいたり、記録したり、
標本にするだけでは物足りず、
取り出した物を、分析するため、
口に入れて、味わう事が多かったそうです。
『ジョン・ハンター』は、
「胃液は、透明に近い液体で、味は塩気がある。
精液は、匂いも味も、やや吐き気をもよおすが、
口の中に、しばらく含んでいると、
香辛料のような温かみが生まれ、
それがしばらく続く。」と記録しています。
ちなみに、北海道のきれいな河川で、
普通に見られるフクドジョウ(Barbatula barbatula)は、

アイヌ語で、
「チチカライ(私の陰茎の臭い)」と、言うそうです。
ちなみに、
フクドジョウ(Barbatula barbatula)は、全長約20cm程度で、
上顎に3対、合計6本のヒゲが生えているのが特徴で、
田んぼにいる普通のドジョウのヒゲは、
上顎に、3対、下顎2対で、合計10本です。
ドジョウのヒゲには、味蕾があり、
味を感じることが出来るそうです。
『ジョン・ハンター』は、
持ち前の器用さで、解剖技術はぐんぐん上達し、
標本作成や解剖の実践では、
兄『ウィリアム・ハンター』を、
凌駕するようになったそうです。(続く)
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