ルイ14世(1)-羨ましかった二コラ・フーケのモノマネ(1)
- 2021/06/01
- 05:05
羨ましかった『二コラ・フーケ』の
ヴォー=ル=ヴィコント城を設計した、
建築家『ルイ・ル・ヴォー』、画家『シャルル・ルブラン』、
造園家『アンドレ・ル・ノートル』らを呼び、
自分の居城のヴェルサイユ宮殿を、設計させました。
ちなみに、ヴェルサイユ宮殿のある場所は、
元々は、豊かな自然に恵まれた場所で、
森があり、獲物が多く、
『ルイ14世』の父『ルイ13世』は、約6歳の時から、
ヴェルサイユで、狩猟を楽しんでいたそうです。
ちなみに、狩猟は、王族にとって、趣味ではなく、
戦争などの指揮系統の練習にもなるので、
重要な物でした。
そして、狩りに最適という事で、
『ルイ14世』の父『ルイ13世』が、
ヴェルサイユの領主
『ジャン=フランソワ・ド・ゴンディ』らから、
ヴェルサイユの土地を購入し、
狩猟小屋を建てたそうです。
ちなみに、狩猟小屋を建設する時、
『ルイ13世』は、楽しみで、
居城のサン=ジェルマン=アン=レー城より、
5-6日かけて、シカ狩猟などをしながら、
ついでに、ヴェルサイユを訪れ、
頻繁に、建設現場を訪れたそうです。
ちなみに、自分は、動物園勤務の時、シカなどを、
マタギのシカリから教えてもらったやり方で、
麻酔銃や吹き矢、ピストルなどで注射していました。
そして、『ルイ14世』が、
狩猟小屋を大々的に、改築し、
約40年かけて、ヴェルサイユ宮殿にしたそうです。
そして、
建築家『ルイ・ル・ヴォー』の基本的構成を、
『ルイ14世』の
首席建築家『ジュール・アルドゥアン=マンサール』が、
増改築を行い、
庭園に面する列柱廊を、光が鏡に反射して、
より広く見える「鏡の間」に、作り替えました。
ちなみに、
調理室とダイニングルームの王様の席とは、
かなり離れていたので、
王様に提供される時には、
料理は、冷めていたそうです。(続く)
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