不食(9)-餓死
- 2021/05/21
- 05:05
そして、『 Prahlad Jani』のドキュメンタリー映画
「In the Beginning There was Light」を見て、
太陽光のみで生きるという考え方を知りました。
その映画は、人間には、
本来、食物や水は必要ではなく、
スピリチュアルな実践を重ねれば、
食物の代わりに、
太陽光から栄養を得て生きていると
主張していました。
『Anna Gut』は、その映画に感銘を受け、
その実践手法が、書かれている
オーストラリア人の『Ellen Greve』の本に従い、
行うことにしました。
最初の1週間は、
食べ物も飲み物も完全に絶ち、
唾さえも吐き出したそうです。
次の2週間は、
飲み物は摂取しましたが、
固形の食べ物は、一切口にしませんでした。
この時点で、『Anna Gut』が、衰弱したので、
『Anna Gut』の子供が、心配して止めようとしましたが、
『Anna Gut』は、
体調が著しく悪化したら実践を中止すると約束し、
そのまま、続けました。
しかし、2011年の冬、
『Anna Gut』に連絡がつかなくなったので、
心配した家族が、駆けつけたところ、
餓死していたそうです。
ちなみに、
『Ellen Greve』の主催する長期の断食セミナーでは、
死者も出るなどして、問題になっているそうです。
摂食障害の専門家のイギリスの『Dee Dawson』博士は
「不食の実践者は、
精神的な問題を抱えていると言わざるを得ない。
彼らは食べなければ、
餓死するということを、
理解しなければいけない。」と言っています。(続く)
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