fc2ブログ

記事一覧

不食(8)-榎木孝明

俳優の『榎木孝明』も、不食を経験したそうです。

きっかけは、画家『田中一村』の半生を描いた、
映画「アダン」の主演を演じる事が決まった時、

『五十嵐匠』監督から、「こんな感じで。」と言って、

画家『田中一村』のあばら骨が浮き出た、
ガリガリに痩せた写真を見せられた事でした。

『榎木孝明』は、痩せるため、固形物を2週間食べず、
15kg痩せましたが、

感覚が、研ぎ澄まされる経験をしました。

その後、インドを旅した時、

飲まず食わずの生活を体験し、

帰国後、体調がよくなっていたことを理由に、
ますます、不食に興味を持ったそうです。

自分も、インドを放浪した時、
修行したくなる気持ちになったし、
日本人で、現地人と同化して、
修行している人を見ました。

『榎木孝明』は、インドを旅行の後、
数日の短期間の断食を、行うようになったそうです。

すると、不食により、
集中力が増し、睡眠時間を短縮できることを、
確認したそうです。

そして、
食べなくても生きられる事を
科学的に調べてみたいという事で、

長期の不食に挑戦する事にし、
知り合いの『南淵明宏』心臓外科医(現:昭和大学教授)の所に、
相談に行きました。

『南淵明宏』医師は、
「個人差はあるが、健康状態を把握しながら、
水さえ飲んでいれば、
人間は食べなくても、30日位なら生きれる。」と考え、
健康管理を、承諾しました。

そして、
昼は、普段通りの生活や仕事をしましたが、

夜は、病院に入院し、血液、尿、心電図などをモニターし、
医師の監視のもとで、実行したそうです。

公正を期して、
室内には定点カメラを設置して記録し、
日常生活も、撮影し記録したそうです。

完全な不食でなく、
お茶、コーヒー、水はOKで、
低血糖、低血圧対策として、
角砂糖、塩飴は3個まで、OKだったそうです。

医師から勧めれられたビタミン剤は、
1度飲んで体調が悪くなったため、
飲まなかったそうです。

基本的には快活なのですが、
疲れから気分が悪くなることもあり、

7日目に、全身のけだるさから、
医師に勧めで角砂糖入りコーヒーを飲みました。

そして、宿便が、8日目に出たそうです。

9日目から10日目にかけて、少し体調が悪くなり、
ブトウ糖と塩アメをなめたそうです。

13日目以降は、三陸のロケに出かけましたが、

1日中歩き回っても疲れなかったそうです。

16日目から体調が改善し始め、頭がクリアになり、
集中力が格段に上昇したので、速読が出来るようになり、
台本を覚えるスピードも上がったそうです。

そして、
左ひざの慢性的な痛み、長年の腰痛も改善し始めたそうです。

古武術のけいこ日で、
体の動きが軽く、スピーディーになったと感じたそうです。

そして、
睡眠が深くなり、約4時間程度で、充分で、
目覚めがすっきりしたそうです。

そして、
30日目、無事不食期間が終了しました。

排便は30日間中、3回だったそうです。

オナラが出た時は、無臭だったそうです。

そして、体重80.5kgだったのが、
70kgとなったそうです。

そして、
おいしそうな食事の匂いを嗅いでも、
食欲とは無縁の境地になり、

空腹感は無く、心地良い満腹感に、
満たされたそうです。

終えた後は、妻がつくった、けんちん汁を食べ、
その後、イタリア風の味付けのエビを食べました。

4日目に、ヒレカツ弁当を、食べたところ、
猛烈な腹痛に、なったそうです。

そして、
「これからも続けるか?」と聞かれた時、

『榎木孝明』は、

「入院は、検査など大変だったので、

今後は、長期間はしないけれど、

自宅で出来る位の3ー7日位の短期間なら、
やるかもしれない。」と答えたそうです。(続く)
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

ジャンルランキング

ランキング

クリックすると、点が入るらしい

ランキング

最新記事 

カテゴリ

鳥 (4)
魚 (5)

プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、放浪しました。

そして、
海外14カ国を、放浪し、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

検索フォーム

月別アーカイブ