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不食(7)-ブレサリアン(気食主義者)

真偽はともかく、
食物を食べないで、
空気と水と太陽の光だけで、
生きていると言われている人は、

ブレサリアン(気食主義者)と言いますが、

世界で10人ほど確認されています。

そのうち、一番有名なのは、
インド人『Prahlad Jani』です。



約70年以上食べ物を、食べていないそうです。

ちなみに、
以前、インドを放浪した事がありますが、
混沌とした世界でした。

『Prahlad Jani』は、
1929年8月13日に、
インドのラージャスターン州で、生まれたそうです。

7歳の時から、
グジャラート寺院そばの
ジャングルの洞窟に、住みついたそうです。

そして、11歳の時、
真夜中に、ヒンドゥー教の神『カリ』、『ラクシュミー』、
『サラスヴァティー』の3人の女神が、姿を現したそうです。

その時、3人の女神に対して、
赤いサリーを身に着け、髪を肩まで伸ばして、
女神に仕えるという約束をしたそうです。

すると、
女神たちは、指先を『Prahlad Jani』の唇に押し当て、
「もう二度と食べる必要はない。」と告げたそうです。

そして、1940年以来、
『Prahlad Jani』は、一切の飲食を断ち、

毎日朝4時に、目を醒まし、
瞑想しながら、生活したそうです。

そして、その話が徐々に知られるようになり、

2003年、インドのスターリング病院で、
その話が本当かどうかを調べる事になり、
10日間、医療チーム30人が、
24時間の厳戒態勢で、血圧などモニターし、
観察したそうです。

そして、
食べ物、飲み物を口にしないばかりでなく、
排便も排尿も一切しなかった事が、観察されました。

実験に立ち会った医師は、
「膀胱に尿の造影が認められたが、
それは再び膀胱内で、吸収されてしまった。」と言いました。

通常、人間は4日飲食も排尿もしなければ、
血圧が危険レベルにまで上昇すると言われていますが、
安定していたそうです。

また、人間は適切な環境にいる場合、
2週間近くは水なしでも生きられますが、
排尿しないと、1週間以内に、
尿毒症で死ぬそうです。

そして、2度目の実験が、
2010年、スターリング病院で、

インド国防省が主導して、

総勢36人の監視のもと、15日間行われそうです。

レントゲン、エコー、CT、MRI、
毎日の血液検査でも異常はなく、
着ている服やベッドシーツからも、
尿の形跡は、まったく発見できなかったそうです。 

最初の7日間は、液体と完全に隔離し、
8日目になって、うがいと入浴が許可されましたが、
その時、
うがいに使った水は、使用した水は、
口に入れた水量と、はき出した水量を、ビーカーで測定し、
入浴前後の水の量を測定したそうです。

そして、この実験結果について、

「科学の歴史が、塗り替えられるほどの驚異。」と発表されました。

『Prahlad Jani』は、実験の後、

「私は健康で気がみなぎっている。
それは医者も同意するだろう。

15日間かけてありとあらゆるテストを行い、
私が食事をとらないということを証明した。

私が丈夫なのは、
神にそう望まれているからだ。」と言ったそうです。

YOU TUBEで、入院時の動画が見れます。

YOU TUBEで、入院時のお医者さんのコメントが見れます。

インド国防省傘下にある研究開発機構は、
得られたデーターをもとに、
極限状態に置かれた際の兵士や宇宙飛行士たちが、
飲食をせずに生き延びる方法を、研究しているそうです。

ヒンドゥー教の聖職者は、
「不食などの行為を、修行していない人間が、
真似しようと思うことがいちばん危険です。

どの宗教でも聖職者には、試練が与えられ、
試練をクリアーしてから、

不食などが出来る。」と言っています。

ちなみに、『Prahlad Jani』は、
2020年5月26日、90歳で老衰により、死亡したそうです。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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