フランス革命(22)-バスティーユ牢獄(9)
- 2021/04/15
- 05:05
全世界の王様が、ものすごく驚愕しましたが、
危機感のないボンボン育ちの
のんびりした性格のフランス王『ルイ16世』は、違いました。
バスティーユ襲撃が起きた日の夜、
王室衣裳寮長官(国王衣装係)『フランソワ・アレクサンドル・
フレデリク・ド・ラ・ロシュフーコー=リアンクール(リアンクール公)』が、
「大変です!バスティーユ襲撃がありました。
どう対処しましょうか?」と、
『ルイ16世』に指示を仰ぐと、
「暴動か?国民議会の代表から、数時間前に、
報告を受けている。」と言ったそうです。
『リアンクール公』は、
「いえ陛下、これは暴動ではございません。
革命でございます。」と言ったそうです。
すると、『ルイ16世』は、
「今日は、1日中狩りして疲れたので、
休む。」と言ったそうです。
そして、
日記を書く習慣のあった『ルイ16世』は、
革命の報告を聞いた後、
毎日、まじめに書いている日記には、
「Rien(何もなし)。」と書いて、すぐに、ぐっすり寝たそうです。
ただ、日記は、『ルイ16世』が、
主に書くのは、毎日行っている狩猟の獲物の記録日記だったので、
特に、社会的な出来事の日記では、ないそうですが…。
自分が、水族館、動物園勤務の時は、
毎日、飼育日誌を、字が汚いので、
ミミズ文字で、書いていました。
ちなみに、水族館、動物園では、
サメやマンボウ、チンパンジーやトラ、
ゾウ、キリン、カモシカ、ペリカンなどに、
麻酔をかけたりして、治療していましたが、
診察、治療は、毎日あるわけでは、無く、
どちらかと言うと、予防がメインでした。
現在は、休診日以外、毎日、
時々、休診日や正月や盆、
そして、時々、時間外も、診察治療をしていますが、
書くのは、カルテのみで、日誌は、全く書いていません。(続く)
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