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フランス革命(12)-革命前(3)

三部会が始まると、
議決方法で議論が紛糾しました。

特権階級の第一身分の聖職者、第二身分の貴族は、

利害が同じなので、同じ意見を持って、

身分ごとに議決を行う方法を主張しました。

つまり、第一、第二身分の部会が、
同じ議決を行えば、

第三身分の平民が否決しても、
2対1で可決されるという方式です。

しかし、
第三身分の平民分は、議員の人数が、621人、

第一身分の聖職者の議員308人、

第二身分の貴族の議員285人で、

人数的には、第三身分の平民の議員の人数が、多いので、

第三身分の平民は、
議員1人が1票を持っての議決を主張しました。

議決方法をめぐる討議は、約40日間も堂々巡りを続けました。

議論が進まないことに愛想をつかした第三身分の平民代表たちは、

三部会に見切りをつけ、

自分たちだけの議会「国民議会」を発足させ、

ヴェルサイユ宮殿の室内球戯場に集まり、

憲法を制定する事、

国王が、「国民議会」を、正式な議会と認めるまで、
解散しない事を誓ったそうです。(球戯場の誓い)

そして、
第一身分の聖職者には、

第三身分の平民出身者もいて、半分以上が、

『ジャン=ジャック・ルソー』の影響を受けて、
自由主義を唱える民衆の事を理解し、

「国民議会」の参加が、増えました。

第二身分の貴族のブルボン家の分家で、

フランスの5%の領地を持つ、
オルレアン公爵
『ルイ・フィリップ2世ジョゼフ(オルレアン公)』は、

王位を狙う野心家で、

フランス王『ルイ16世』と対立していたので、

王妃『マリー・アントワネット』を、盛んに中傷していました。

そして、『オルレアン公』は、王族の力をそぎ落とそうと考え、

第三身分の平民に加担する事にして、貴族46人を引き連れて、

「国民議会」に参加したので、

特権階級の「国民議会」参加者が、増えました。

『ルイ16世』は、
内心では、「国民議会」を、
承服したくなかったのですが、

事態を収拾する事を優先順位にして、

フランス革命政府の「国民議会」を、

正式な議会と認めました。

これは、大きな分岐点で、

今まで、政治や憲法を、王や貴族が考え、
国を統治していたのが、

平民が、創設したも政治団体を認めたので、
君主制から、
立憲君主制に移行していくことになります。

しかし、特権階級の貴族、僧侶や王族、
そして、王妃『マリー・アントワネット』は、

フランス革命政府の「国民議会」を解散させるため、

軍隊をヴェルサイユとパリに集結させ、

「国民議会」に、圧力をかけることを、

『ルイ16世』に強要しました。

『ルイ16世』は、優柔不断だったので、

「国民議会」を、正式な議会と認めたのに、

「国民議会」を、弾圧する軍隊も認めました。

そして、王政府の軍隊集結によって、
緊張が高まるなか、

三部会を開催して、
平民を、政治に目覚めさせた事で、

平民に人気のあった平民出身の『ジャック・ネッケル』が、
1789年、罷免されました。

その事を聞いた平民は、

王様の周囲にいる貴族たちが、

いらない事を言って、

王様がせっかく認めた「国民議会」を、

解散させるのではないかと、

貴族に対して、怒りが頂点に達しました。

さすがに、おっとりした『ルイ16世』でも、

やばいと思い、

外出と集会の禁止令を出しました。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。

海外14カ国を、旅しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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