朝鮮半島情勢(63)-韓国(44)-脱北(4)-『文在寅』の対処法(2)
- 2020/08/10
- 05:05
作家『李朱星』によると、
『文在寅』は、韓国大統領になる前から、
脱北者には、厳しかったそうです。
2008年2月8日、
北朝鮮から、ゴムボートで漂流していた22人が、
韓国海軍に救助されました。
救出された22人は、
16歳前後の学生3人を含む、男性8人、女性14人で、
北朝鮮の鉄山郡東倉里の水産事業所、
協同農場などの労働者でした。
その時の韓国大統領は、『盧武鉉』でしたが、
その当時、大統領秘書室長だった『文在寅』が、
22人の脱北者たちの亡命意思を調査することなく、
7時間の即断即決で、
北朝鮮に強制送還させるよう指示したそうです。
この時、『盧武鉉』韓国大統領が、
「彼らを北朝鮮に送ったら、
殺されるのではないか?」と言うと、
大統領秘書室長だった『文在寅』は、
「もし、全員が、脱北者と仮定して、
22人もの沢山の脱北者を、一度に受け入れる事は、
北朝鮮を怒らせることになり、
南北関係を良くするためには、障害になる。
将来の事を考えれば、韓国政府にとって負担になる。
ここは、大局を考え、
甘受しなければいけない。」と答えたそうです。
そして、
韓国の国家情報院は、
「ゴムボートで漂流していた22人は、
北朝鮮で、牡蠣漁をするために、
動力船が引くゴムボート2隻に分乗して、
出航した後、遭難し、漂流して韓国に来た。
脱北者ではないし、
北朝鮮への帰還を希望しているので、
希望通り、全員、北朝鮮に帰国させます。」と発表しました。
しかし、その後、
北朝鮮に送還された22人は、
全員、
黄海海州公設運動場で、公開銃殺されたそうです。
この事から、送還された22人は、
脱北者だったと考えられています。
だいたい、
ゴムボートに乗って、学生を伴って、
牡蠣を取りに行く事は、考えにくいし、
ゴムボートは、軽量でスピードが出るので、
脱北に使われる事が多いので、
元人権は弁護士で、頭脳明晰な『文在寅』は、
脱北してきた事は、知っていたし、
北朝鮮に戻った後、
全員、殺される事は、分かっていたと考えられます。
そして、
『文在寅』が、韓国大統領になりましたが、
『文在寅』韓国大統領は、犬猫が好きなので、
犬や猫といったペットが、
虐待を受けたりすることがあれば、
警察を動員して捜査するのですが、
脱北者は、別で、
『文在寅』の両親は、脱北者ですが、
韓国大統領になってから、
韓国に定着した脱北者たちに、
厳しい政策をする方針にして、
韓国への脱北希望者を、減らすようにしたそうです。
『文在寅』韓国大統領は、
『朴槿惠』が、北朝鮮人権改善と韓国で活動する、
脱北者団体活動を支援する目的で、
設立した公益財団「北朝鮮人権財団」に対して、
公的な支援金を廃止し、全面解体させ、
脱北者が運営する韓国に40以上ある、
北朝鮮人権団体への政府支援も、全て打ち切りました。
政府の管轄機関の南北ハナ財団は、
年間約3千5百万円の予算で、
脱北者支援を行っていましたが、
『文在寅』韓国大統領の意向を受け、
予算削減されたので、
今まで行っていた脱北者支援が困難になり、
脱北者が、脱北したばかりで、お金がなく、
救済が必要なので、支援を要請しても、
支援を受ける事が出来なくなり、
餓死する脱北者が、出てきたそうです。(続く)
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