朝鮮半島情勢(61)-北朝鮮(14)-「国家保衛省」(4)-クーデター(3)
- 2020/08/01
- 05:05
「われわれの最高首脳部を、暗殺し、
クーデターを企てた極悪人を、逮捕した。
この事件は、
アメリカと韓国が関係しているので、
米韓両国に謝罪を要求する。」と発表しました。
それについて、
数多くの脱北者から話を聞いて、詳細を知っているという、
脱北者でもある北韓戦略センター代表『姜哲煥』によると、
当時の韓国大統領『朴槿恵』は、
南北経済協力を進める一方で、
密かに『金正恩』に対して、
韓国に有利な政権の体制転換を画策していたので、
アメリカのCIAと、
そして、
ある北朝鮮人とが、組織を組み、
クーデターを、計画したそうです。
その組織は、
ソ連に、森林伐採作業で、
派遣されていた北朝鮮人労働者Aと
複数回にわたり接触し、
物やお金を渡したり、
北朝鮮の異常な政治体系や
自由な社会がある事を教えたり、
その他の思想教育と共に、
スパイ化教育を、行ったそうです。
感化された北朝鮮人労働者Aは、
北朝鮮に帰国後、
組織から、
放射性物質、毒物、生物化学兵器、
そして、爆弾を、もらい受け、
『金正恩』の暗殺とクーデターを計画していたそうです。
しかし、
2016年、『朴槿恵』が、不祥事で弾劾されたので、
計画は尻すぼみ状態となり、作戦が発覚したそうです。
計画の情報を洩らしたのは、
2017年、
「親日と独裁が受け継がれ、
常に韓国社会の主流に、
なりすましてきた偽保守の時代を、
もう終わらせなければならない。
どんな手段を使ってでも、
朝鮮統一達成が、第一目標だ。」と言って、
韓国大統領になった、
北朝鮮が大好きな、
元人権派弁護士『文在寅』という説があります。
そして、分かったのは、
このクーデター計画を主導したのは、
『金正恩』や金一族の恐ろしさを熟知し、
いずれは、自分たちが殺されると危機感を感じたり、
北朝鮮の未来を悲観した、
権力中枢部に近い者や「国家保衛省」の15人でした。
そして、
クーデターを企てたうちの一人が、
『金日成』の母『康盤石』と同じ名前だったので、
『金正恩』の怒りは頂点に達し、
15人は、残酷な刑罰を受ける事になり、
少しずつ、みじん切りにされて殺されて、
その親族や関係者も全員、
地獄の政治犯収容所に連行されました。
そして、2017年、
「国家保衛省」が、暗殺にかかわっていたと国民に知られると、
動揺が広がるので、
『金正恩』が後継者になる前に、
同じ事務所で隣に机を並べるほど、
信頼を得ていた、
「国家保衛省」の『金元弘(キム・ウォンホン)』に、
責任を取らせる事にしました。
そして、
秘かに、『金元弘(キム・ウォンホン)』とその家族や親族は、
行方不明となりました。
そして、『金正恩』は、
「「国家保衛省」は、
『金正日』の銅像を、祀る資格がない!」と憤って、
平壌市内の「国家保衛省」庁舎の正面に立てられていた
『金正日』の銅像を、別の場所に、移動させました。(続く)
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