昔話(4)(犬-第3話)播州犬寺物語(2)

『枚夫』は2頭の愛犬に

「戦場で死ぬのは仕方がない。

でも、あのような者に、
ここで殺されるのは、末代までの恥。
そのような事は、耐えられない。

だから、
自分が死んだら、誰にも見つからないように、
自分の死体を全部食べてくれ。」と頼んだそうです。

すると、2頭は留守居の方に走り出し、
1頭は、留守居の持っていた弓の弦を噛み切り、
もう1頭は留守居の喉に噛みつき殺したそうです。

その後、『枚夫』は妻を追い出したそうです。

そして、『枚夫』は

「この2頭の犬を我が子とし、全財産を譲る」と言って、
今まで以上に可愛がりました。

しかし、
『枚夫』より、先に2頭の犬が死んだので、
手厚く葬り、伽藍を建立し、
千手観音の像を安置して冥福を祈りました。

その後、伽藍は、
三度も大火に襲われたそうですが、
焼けなかったそうです。

そのことが『桓武天皇』の耳に入り、
官寺として認定されたそうです。

以上の話は「播州犬寺物語」と言って、
関西地方の犬好きには有名で、

兵庫県神崎郡神河町にある
『金楽山法楽寺
(播州犬寺)(粟賀犬寺)(犬寺)』の
寺社縁起(由緒)に書かれています。

大学に入学するまでは、
大阪に住んでいたので、
お参りに行ったことがあります。

境内には、
『枚夫』を守った2頭の愛犬がいるので、
機会があればお参りに行って下さい。(続く)
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