朝鮮半島情勢(60)-北朝鮮(13)-「国家保衛省」(3)-クーデター(2)
- 2020/07/25
- 05:05
今までに数回あるそうです。
例えば、
2004年、『金正日』の乗る「1号列車(太陽号)」が、
通過した後、線路が爆発し、
161人が死亡し、約千5百人以上の負傷者を出す、
大惨事となった龍川駅列車爆発事故は、
鉄道施設の老朽化による単純事故と言われていますが、
『金正日』の暗殺の失敗という説もあります。
ちなみに、「1号列車(太陽号)」は、
最高指導者専用列車で、
12両以上の編成で、そのうち5両は、
最高指導者専用の寝室、浴室、食堂、執務室、
通信室車両で、
衛星通信で列車の位置なども、分かるそうです。
そして、実務担当者以外にも、
警護担当者、医師、料理人が、乗っているそうです。
窓は防弾ガラスで、
床の防弾仕様は、爆弾が爆発しても、
大丈夫だそうです。
車両は全て同じ形状で、
最高指導者がどこにいるかは、秘密で、
最高指導者の動きを隠すため、
同じ形状の予備車両を、別の方向に走らせて、
カムフラージュすることもあるそうです。
2012年、『金正恩』の視察先で、
持ち主の分かる『通し番号』が消され、
銃弾が装填された機関銃が、見つかりました。
そして、
『金正恩』が訪れる予定だった国内の飛行場で、
大量の爆薬が見つかりました。
2013年に、『金正恩』は、これらを、
叔父『張成沢』の仕業と思い込み、
趣向を凝らした処刑方法を思いついたと言って、
3代目「国家保衛省」のトップ、
保衛部長『金元弘(キム・ウォンホン)』に命じて、
叔父『張成沢』を、処刑することにしました。
そして、
北朝鮮では当たり前ですが、『張成沢』は、
顔や体が腫れるほど拷問された後、
刑場に連れて来られました。
そして、
『金正恩』が考えた趣向を凝らした処刑が、
始まりました。
まずは、
『張成沢』の両側に、
『張成沢』の2人の部下を座らせました。
そして、
『張成沢』の2人の部下に向けて、
戦車でも爆破しそうな重機関銃を連射しました。
すると、
2人の部下は、一瞬で肉片となり、
その肉片が、隣にいた『張成沢』に降りかかったので、
恐怖と嫌悪感で、その場で気絶したそうです。
そして、
『金正恩』は、
『張成沢』が気が付くのを待ってから、
『金正恩』は、
「最高司令官の命令に従わず、
長年にわたり国家転覆を目論んでいた者は、
死んでも、この地に埋葬する場所などない。
地球上から痕跡をなくせ!」と言って、
『張成沢』の側に爆薬を置き、
足や手、耳などの即死しない部分から、
少しずつ撃ち、
徐々に、体や頭の中心部を撃ち、
意識が、完全になくなってから、
数百発の機銃掃射で、完全に殺害し、
その後、遺体が残らないように、爆破したそうです。
そして、『金正恩』は、
『張成沢』主導で建設した、
朝鮮史のテーマパークである平壌民俗公園を、
「民俗公園を見るたびに『張成沢』を思い出すので、
汚らわしい。」と言って、解体を指示したそうです。(続く)
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