朝鮮半島情勢(52)-韓国(42)-脱北(1)
- 2020/06/30
- 05:05
韓国は、脱北者を北朝鮮には、
簡単には、引き渡さなかったので、
脱北者が、韓国に定着後に、
北朝鮮の工作員に取り込まれ、
秘かに、その後に来た脱北者を、
北朝鮮に引き渡していたそうです。
ある北朝鮮工作員Aは、
2001年から、
中国で脱北者の検挙を行っていましたが、
密貿易も行っていました。
しかし、
北朝鮮に、密貿易している事が、ばれたので、
処罰から逃れようと、
2003年に韓国に入国し、
韓国国籍を、取得し、韓国に定着しました。
その後、
元北朝鮮工作員Aは、
脱北をあっせんするブローカー活動と
骨董品密貿易をして、
軌道に乗ってきた時、
北朝鮮に残して、
ずっと気になっていた家族を保護してもらおうと、
知り合いの北朝鮮の保衛部幹部に電話をかけました。
すると、
知り合いの北朝鮮の保衛部幹部が、
北朝鮮のスパイとなれば、
家族を保護すると言ったので、
北朝鮮のスパイになったそうです。
2004年、
北朝鮮工作員Aは、
北朝鮮から指令が来ました。
その内容は、
韓国への入国を目指し、
中国の図們市のどこかに、
潜伏中の機密情報を持った軍人2人と
脱北者Cとその家族3人が一緒にいるので、
見つけ出すというものでした。
そのため、
図們市中を捜索し、
脱北者を見つけ出したので、
韓国に入国させるとだまして、
豆満江付近に連れて行き、
そのまま脱北者を、北朝鮮に引き渡したそうです。
そして、
軍人2人は、2005年に銃殺され、
脱北者Cとその家族3人は、政治犯収容所に収監され、
重労働と暴行を受けました。
そして、
2006年に脱北者Cの父親は、
死刑になりました。
脱北者Cは、
2011年に、再び脱北しようとして、
拘束されましたが、賄賂を渡して釈放され、
ラオス、タイを経て、韓国に入国したそうです。
その後、脱北者Cは、
自分たち家族を売った北朝鮮工作員Aが、
韓国で良い暮らしをしていることを知り、
北朝鮮工作員Aを、
韓国の捜査機関に告発したそうです。(続く)
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