朝鮮半島情勢(45)-韓国(35)-『朴槿恵』(4)-呪術師『崔順実』(2)
- 2020/05/30
- 05:05
心のよりどころとして、
全幅の信頼をしていた呪術師『崔順実』が、
事務所を引っ越した時、
管理人に、古くなったパソコンの処分を依頼して、
置いていったそうです。
管理人は、
『崔順実』が、著名な呪術師だったので、
異性にもてる方法やお金持ちになるような、
珍しい呪文があるとか思い、
興味本位に、パソコンの中身を見ました。
すると、
簡単な呪文ではなく、
もっと大きなお金持ちになる呪文…ではなく、
国を揺るがす機密文書のデータを、
見つけました。
ただ、
管理人が、中身を見ずにそのまま処分していれば
世間にはバレないままで、
現在も、『朴槿恵』が、韓国大統領だったと考えられます。
そして、
呪術師『崔順実』のパソコンから、
国を揺るがす機密文書のデータが見つかったという事で、
韓国のTV局JTBCが、放映し、大騒ぎになりました。
最初、呪術師『崔順実』は、
「私のパソコンじゃない!
そんなもの置いていくはずがない!」と
否定していました。
『朴槿恵』大統領も、
『崔順実』は、信頼のおける親友だが、
一般人の『崔順実』に、
国家機密の事を漏らしたり、
機密書類を渡すことなど、
絶対にありえないと、強く否定しました。
韓国のメディアの統一日報や
虚偽の情報かどうかを判断する
インターネットメディア協会会長『邊熙宰』も、
「大切な機密書類が入ったパソコンを、
無防備で他人に渡す事は、
常識的に考えて、ありえない。
呪術師『崔順実』のパソコンだと言う代物は、
偽物のパソコンで、
韓国のTV局JTBCが、良く調べもせずに、
デマを流した。」と強く非難しました。
大多数の韓国国民も、
そんな重要なデータが入ったパソコンを、
無防備に、置き去りにする事は、
絶対にありえないと言っていました。
しかし、
呪術師『崔順実』の残したというパソコンのデータを分析した所、
『朴槿恵』大統領の発表前の演説の草稿や国の機密書類、
そして、
呪術師『崔順実』のパソコンと証明する文書が、
約40件以上が、見つかりました。
結局、隠しきれず、
呪術師『崔順実』も自分のパソコンと認め、
『朴槿恵』大統領が、漏洩を認め、謝罪しました。
そして、2017年、裁判により、
『朴槿恵』大統領が、呪術師『崔順実』に、
政府の秘密書類を渡していた事や、
呪術師『崔順実』が、
数々の不正に関わった事により、
『朴槿恵』は、
韓国で初めて、大統領を罷免、逮捕されました。
そして、
『朴槿恵』は、
『全斗煥』が言った通り、
父『朴正熙』元大統領の顔に、泥を塗る事になりました。
ちなみに、
韓国のTV局JTBCが、
デマを流したと非難した『邊熙宰』は、
2018年、
韓国のTV局JTBCに対する、
名誉毀損罪で逮捕されました。
『朴槿恵』大統領から、
全幅の信頼を受けていた呪術師『崔順実』は、
人事案や外交文書など、
国家機密に関するファイルを閲覧し、
色々な懸案に関して指示していたそうです。
そして、
大統領秘書室付属秘書官『チョン・ホソン』が、
『朴槿恵』大統領の命令で、
呪術師『崔順実』に書類を届けていたので、
公務上秘密漏洩罪に問われました。
権力を持っていた呪術師『崔順実』は、
運営していた文化支援財団「ミル 財団」と
スポーツ支援財団「Kスポーツ財団」に対して、
サムスングループ、韓国ロッテグループ、
SKグループ、ハンファグループなど、
韓国の複数の大企業に対して、
有意な政策をする見返りに、
多額の資金拠出を強要したそうです。
韓国の国民体操として、
莫大な振興予算が投じられた、
「ヌルプム体操」と言うのがありますが、
呪術師『崔順実』は、
「ヌルプム体操」でも、ひと財産を築きました。
そして、呪術師『崔順実』が、
職権濫用、強要、詐欺、
国政介入疑惑の罪で、逮捕されました。
そして、崔順実ゲート事件として、
韓国が、新興宗教団体に支配されていた事を、
全世界が知る事になりました。
そして、
『崔順実』の娘『チョン・ユラ』が、
清潭高等学校の3年生の時、
留年する事が決まり、
卒業が出来なくる事が決まりそうになった時、
呪術師『崔順実』の抗議により、
卒業したことが明らかとなり、
2016年、ソウル市教育庁が、
卒業を取り消すことを発表しました。
その上、
呪術師『崔順実』の娘『チョン・ユラ』が、
梨花女子大学の入試の時、
意図的に高得点を与えられ不正入学し、
入学後も、
単位を不正に取得していた事が分かり、
関係者が、刑事告発されました。
呪術師『崔順実』の娘『チョン・ユラ』は、
乗馬の韓国代表選手ですが、
代表選手の選抜過程でも、不正が起きていました。
2014年、12月3日、
呪術師『崔順実』の娘『チョン・ユラ』は、Face bookで、
「能力がないならお前の両親を恨め。
うちの親の事で、つべこべ言うんじゃない。
金も実力だよ。
他人の悪口ばかり言っているから、
何をしても成功なんてしないだろうね。」と書き込んで、
批判を浴びました。
しかし、2017年、
『チョン・ユラ』は、デンマークで、
不法滞在容疑で身柄を拘束されました。
韓国検察は不正入学容疑で、
早期の引き渡しを求め、
身柄を拘束され、
清潭高等学校の卒業取り消しと、
梨花女子大学校の入学取り消しとなりました。
しかし、
ソウル中央地裁は、正式な逮捕状請求を却下し、
釈放したそうです。
そして、韓国を代表する財閥
(サムスングループ、ロッテグループ、
現代自動車グループ、SKグループ、
LGグループ、ハンファグループ、韓進グループ、
CJグループ、GSグループ)が、
呪術師『崔順実』に、わいろを贈ったという事で、
捜査されました。
そして、サムスングループの解体が発表されました。
そして、呪術師『崔順実』は、
ミャンマーの政府開発援助事業をめぐり、
韓国企業を関与させる見返りに、不正な利益を得たそうです。
呪術師『崔順実』は、わいろに関して、
検察には、全面的に否認し、
「自分は、特別な恩恵を受けたことはない。
『朴槿恵』大統領が、
勝手に、財団を設立し大企業に、
巨額出資させることを考案した。
自分は、全く無関係で、
そんなことも考えた事が無い。」と
『朴槿恵』に、責任をなすりつけたそうです。
そして、呪術師『崔順実』は、
呪術に必要という事で、
整形外科医師『キム・ヨンジェ』の病院や
その家族が経営する企業の海外進出に、
政府が支援を行う見返りに、
麻酔薬プロポフォールなどを、
不正に入手していた疑惑も浮上しました。
ちなみに、呪術師『崔順実』は、
整形手術も受けていたそうです。
そして、
『朴槿恵』大統領に批判的な文化、芸能界関係者を、
公的な支援から外す目的で、
作成されたブラックリストの作成に関して、
国際漫画祭で日本批判した側近『チョ・ユンソン』など、
文化体育観光部職員の3人が、逮捕されました。
ちなみに、
『朴槿恵』は、
呪術師『崔順実』を、
国政に介入させた問題で、
弾劾され、大統領罷免後、逮捕されましたが、
留置場では、
『山岡荘八』の「徳川家康(大望)」を、
愛読書としていたそうです。
『朴槿恵』は、
『徳川家康』が、『豊臣秀吉』の下で、
長い間我慢して、逆転した話を通じて、
希望を見出していると言う話が伝わり、
『朴槿恵』は、再び、政権を握ろうとしていると警戒され、
『朴槿恵』が、日本の本から悪影響を受けたという事で、
『山岡荘八』の「徳川家康(大望)」は、発禁処分となり、
韓国で出版していた韓国東西文化社の社長に、
有罪判決が、下されたそうです。(続く)
- 関連記事
-
- 朝鮮半島情勢(38)-韓国(28)-軍事境界線(6)
- 朝鮮半島情勢(39)-韓国(29)-『金泳三』(3)
- 朝鮮半島情勢(40)-韓国(30)-『金大中』(3)
- 朝鮮半島情勢(41)-韓国(31)-『盧武鉉』
- 朝鮮半島情勢(42)-韓国(32)-『朴槿恵』(1)
- 朝鮮半島情勢(43)-韓国(33)-『朴槿恵』(2)-呪術師『崔順実』(1)
- 朝鮮半島情勢(44)-韓国(34)-『朴槿恵』(3)-国際漫画祭での日本批判
- 朝鮮半島情勢(45)-韓国(35)-『朴槿恵』(4)-呪術師『崔順実』(2)
- 朝鮮半島情勢(46)-韓国(36)-『文在寅』(1)
- 朝鮮半島情勢(47)-韓国(37)-『文在寅』(2)
- 朝鮮半島情勢(48)-韓国(38)-『文在寅』(3)
- 朝鮮半島情勢(49)-韓国(39)-サムスン電子
- 朝鮮半島情勢(50)-韓国(40)-韓国人の良心と韓国イチゴ
- 朝鮮半島情勢(51)-韓国(41)-包括的保全協定(GSOMIA)破棄
- 朝鮮半島情勢(52)-韓国(42)-脱北(1)