朝鮮半島情勢(40)-韓国(30)-『金大中』(3)
- 2020/05/05
- 05:05
『金泳三』のライバルで、
長年に渡って反軍政・民主化運動に関わってきて、
『朴正煕』に何度も殺されそうになった、
『金大中』が、大統領に当選しました。
そして、『金大中』韓国大統領は、
民主化、自由化を本格化させました。
『金大中』韓国大統領は、
経済改革に着手し、IT産業奨励など経済を盛り上げ、
韓国は内外から、IT先進国と呼ばれるようになり、
サムスン電子や現代自動車のように、
世界のトップ企業を育てました。
1998年、
韓国は、禁止していた日本文化を、開放しました。
1999年、
『金大中』韓国大統領は、
自ら大韓民国中央情報部に拉致され、
命を狙われた経験があるので、
中央情報部を廃止し、
権限や機能を大幅に縮小した国家情報院を、
大統領直属機関として新設しました。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対しては、
太陽政策と称される緊張緩和政策を行い、
2000年6月、
朝鮮民主主義人民共和国の首都平壌で、
『金正日』との南北首脳会談が実現し、
『金大中』韓国大統領は、
ノーベル平和賞を受賞しました。
その時、『金大中』のライバル『金泳三』は、
「ノーベル賞の権威は、地に落ちた。」と批判しました。
そして、
『金大中』韓国大統領が行った太陽政策は、
困窮して崩壊直前とされていた北朝鮮を、
救って継続させた上、
北朝鮮の核実験の継続を可能となったので、
北朝鮮は、核兵器を保有する事が、
出来るようになりました。
そして、
2003年、『金大中』韓国大統領は、
老齢のため、政界を引退しました。(続く)
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