昔話(5)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(1)

本日、9月15日(月)は、
敬老の日の祝日で、大安です。

日本では、大安を、
縁起の良いものとされています。

その大安は、
陰陽道から来ているそうです。

日本では、
大安に結婚式を挙げたり、
友引には葬式を避けたりと、
陰陽道が浸透しています。

ちなみに、東京都のJR山手線は、
陰陽道、風水学に造詣の深い、
山手線建設当時の東京市長『後藤新平』が
陰陽道の太極図を参考にして、
安全を祈願して設計したと言われています。

太極図

ちなみに、
太極図は、森羅万物の生成過程を示しているそうです。

黒色は陰で、下降する気を意味し、
白色は陽で、上昇する気を意味するそうです。

領域が段々広がっていくのは、
それぞれの気が生まれ、
徐々に盛んになっていく様子を表し、

やがて陰は陽を飲み込もうとし、
陽は陰を飲み込もうとする事を示しています。

陰が極まれば、陽に変じ、
陽が極まれば陰に変じます。

そして、
黒い模様の中にある小さな白色の点は陰中の陽を示し、
いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり、
後に陽に転じることを表すそうです。

白い模様の中にある小さな黒い点は同じように陽中の陰を示し、
いくら陽が強くなっても陽の中に陰があり、
後に陰に転じる事を示しています。

そして、これを永遠に繰り返すことを表しているそうです。

この陰陽の調和が、うまく取れていると、
世界は穏やかになるそうです。

今回は、陰陽師と犬の話があるので、
その話をします。

『古事談』、『宇治拾遺物語』、『十訓抄』によると、

「この世をば、
わが世とぞ思ふ

望月の欠けたることのなしと思へば」

(訳:この世は、
自分のためにあるようなものだ。

満月のように、
何も足りないものはない。)の歌でも知られる

『藤原道長』は、この世の栄華を極めたが、
時折、胸が苦しくなる事があり、
死後に不安を感じ、

自分の為の寺『法成寺(無量寿院)』の造営に、
着手したそうです。

『藤原道長』は、
その進捗状況を見に、
頻繁に訪れていたそうです。

『藤原道長』は、
白犬をかわいがっていて、
いつも連れていたそうです。

ある日、いつものように、
白犬と一緒に寺の門をくぐろうとした時、
急に、白犬が前に立ち、
中へ入れようとしなかったそうです。

『藤原道長』は、白犬を避けて、
中へ入ろうとすると、
白犬は、裾に噛みつき、
引き留めようとしたそうです。

白犬

『藤原道長』は、
奇妙な胸騒ぎを感じたそうです。

このような時に、
いつも頼りにしていた『安倍晴明』は、
既に死亡していたので、

どうしたものかと思案していると…、(続く)
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