朝鮮半島情勢(8)-朝鮮戦争(5)-北朝鮮(4)
- 2020/01/24
- 05:05
軍人では、
アメリカ軍約4万5千人、韓国軍約6万5千人、
その他の国連軍約3千人、
中国軍は、約50万人、北朝鮮軍約40万人、
そして、日本人、約57人。
民間人では、
韓国で約133万人、
北朝鮮で約250万人だそうです。
朝鮮戦争の時、どさくさに紛れて、
独裁者を目指していた韓国大統領『李晩承』は、
邪魔だった多くの人々を虐殺したそうです。
韓国大統領『李晩承』の話は、後日…。
1953年3月5日、
『ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン』が、
死亡したので、
ようやく、『毛沢東』は、休戦に同意しました。
しかし、1953年7月27日に調印されたのは、
終戦ではなく、休戦協定で、
そのまま現在まで続いています。
そして、『金日成(金成柱)(キム・イルソン)』は、
戦争を通じて、核を持つ大国に振り回された経験から、
中国やソ連へ頼るより、
自力で何とかしようとして、
1958年頃より、核開発に乗り出したそうです。
そして、
現在の支配者『金正恩(キム・ジョンウン)』は、
手ごたえをつかんだらしく、
「祖父『金日成(金成柱)(キム・イルソン)』主席、
父『金正日(キム・ジョンイル)』総書記の悲願だった、
強力な宝剣を手中におさめた!」と言っています。
そして、1972年、
「偉大なる首領様」などの尊称の下に、
金一族を神格化し、極端な個人崇拝と独裁政治が行われ、
金一族の先祖の顕彰が盛んに行われ、
北朝鮮では、教科書の歴史も書き換えられました。
1853年、日本にアメリカから、
『マシュー・カルブレイス・ペリー』率いる黒船が、
来航し、開港を求めたのと同じく、
1866年、朝鮮に、
アメリカの武装商船シャーマン号が、
通商を求めて、来たそうです。
その時、
朝鮮側使者『李玄益』が乗った小舟が、
シャーマン号側によって転覆させられ、
『李玄益』は捕縛されたそうです。
そして、武装商船シャーマン号は、
威嚇のため、砲撃したら、
見学に来ていた民間人、約10人死亡したそうです。
そのため、
平壌監司の『朴珪寿』が指揮を執り、
シャーマン号を焼き討ちし、乗組員全員を殺害したという、
ジェネラル・シャーマン号事件があります。
この時の資料には、
名前も出て来ていない金一族の祖先の『金膺禹(キムウンウ)』が、
大活躍したと、北朝鮮の教科書には、書いてあるそうです。
他にも、何も資料には出てこなかった金一族が、
代々続いてきた革命家の家系だったとして、
北朝鮮の教科書に書いてあるそうです。
ただし、
実のところ、金一族の祖先は、
平壌付近の地主の墓守兼小作人だったそうです。
だから、北朝鮮で、
歴史の専門家が、もし、いるとしても、
可愛そうですが、疑問符で、
歴史を調査するとまずい事になるので、
北朝鮮には、歴史の専門家はいないと思います。
でも、
金一族の歴史を見れば、
時代が合えば、特にすごい事をしなくても、
上の地位に上げれるという希望が持てます。(続く)
- 関連記事
-
- 朝鮮半島情勢(1)-北朝鮮(1)
- 朝鮮半島情勢(2)-北朝鮮(2)
- 朝鮮半島情勢(3)-北朝鮮(3)
- 朝鮮半島情勢(4)-朝鮮戦争(1)
- 朝鮮半島情勢(5)-朝鮮戦争(2)
- 朝鮮半島情勢(6)-朝鮮戦争(3)
- 朝鮮半島情勢(7)-朝鮮戦争(4)
- 朝鮮半島情勢(8)-朝鮮戦争(5)-北朝鮮(4)
- 朝鮮半島情勢(9)-北朝鮮(5)
- 朝鮮半島情勢(10)-北朝鮮(6)
- 朝鮮半島情勢(11)-韓国(1)-『李晩承』(1)
- 朝鮮半島情勢(12)-韓国(2)-『李晩承』(2)-『朴正煕』(1)
- 朝鮮半島情勢(13)-韓国(3)-『朴正煕』(2)
- 朝鮮半島情勢(14)-韓国(4)-『朴正煕』(3)
- 朝鮮半島情勢(15)-韓国(5)-『朴正煕』(4)-「684部隊」