朝鮮半島情勢(6)-朝鮮戦争(3)
- 2020/01/22
- 05:05
快進撃を続けていたアメリカ軍は、
中国と朝鮮の国境に流れる鴨緑江に、
約26万以上の中国兵が、集結しているのを見ました。
その数に、アメリカ連合軍は、圧倒されました。
当時のアメリカ兵は、
「鳥の群れのような大軍が、押し寄せて来ました。
最初に向かってくるのが、
ラッパを吹いて攻撃開始の合図をする部隊、
次に工具を使って、鉄条網を破壊する部隊が続き、
さらに酒を飲んで勢い付いた部隊が、
手榴弾を投げてきました。
手榴弾がなくなると、
そのまま突っ込んできました。
そのため、恐怖を感じた。」と言っています。
実は、
『毛沢東』は、正規軍だけだと人数が少ないので、
中国各地の役場に、食事付の仕事の募集という掲示板で、
人を集めていたそうです。
その当時の中国兵は、
「そもそもどこに行くのかも、戦争に行くことも、
まったく聞いていなかった。
急に兵士にされたけど、軍事訓練さえなかった。」と言っています。
その間、
『ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン』は、
朝鮮戦争には参加せず、
ヨーロッパに向けて、
「無敵と言われていたアメリカは、
北朝鮮にさえ勝てない。
これでアメリカは、今後3年間くらい、
アジアで足止めされるだろう。
その間に、
ヨーロッパにおける軍事基盤を固めよう。」と言って、
ヨーロッパでの、
ソ連の立場を高めるために、活動していました。
そして、朝鮮戦争は、
中国軍の人海戦術によって泥沼化しました。(続く)
- 関連記事
-
- 朝鮮半島情勢(1)-北朝鮮(1)
- 朝鮮半島情勢(2)-北朝鮮(2)
- 朝鮮半島情勢(3)-北朝鮮(3)
- 朝鮮半島情勢(4)-朝鮮戦争(1)
- 朝鮮半島情勢(5)-朝鮮戦争(2)
- 朝鮮半島情勢(6)-朝鮮戦争(3)
- 朝鮮半島情勢(7)-朝鮮戦争(4)
- 朝鮮半島情勢(8)-朝鮮戦争(5)-北朝鮮(4)
- 朝鮮半島情勢(9)-北朝鮮(5)
- 朝鮮半島情勢(10)-北朝鮮(6)
- 朝鮮半島情勢(11)-韓国(1)-『李晩承』(1)
- 朝鮮半島情勢(12)-韓国(2)-『李晩承』(2)-『朴正煕』(1)
- 朝鮮半島情勢(13)-韓国(3)-『朴正煕』(2)
- 朝鮮半島情勢(14)-韓国(4)-『朴正煕』(3)
- 朝鮮半島情勢(15)-韓国(5)-『朴正煕』(4)-「684部隊」