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三楽犬の入替え

江戸城を築城し、
武将としても学者としても、
一流で有名だった『太田道灌』の曾孫で、
岩槻(岩付)城の城主だった

『太田資正(三楽斎入道道誉)(源五郎)』は、
軍用犬を使ったことで知られています。

1522年に生まれた『太田資正』は、
居城である岩付城と、属城としていた松山城に、
それぞれの城で50匹、
合計100匹の犬を飼っていたそうです。

『太田資正』は、大変な犬好きで、
犬とじゃれあう事が多く、
家臣たちは「うつけ者の殿様」と、
陰口を叩いていたそうです。

そして、
『太田資正』は、考えがあり、
岩付城で育てた犬を松山城に移し、
松山城で育てた犬を岩付城に移したそうです。

そして、
「有事の際には、犬を解き放て」と
家臣たちに言いました。

そして、それから間もなく、
1562年から1563年2月にかけて、
『太田資正』が岩付城に居る時に、

『北条氏康』が、
松山城に攻め込んで来ました。

松山城から岩付城に援軍を頼むための使者は、
城から出た途端、

『北条氏康』の忍者集団の風魔一党によって、
全員捕殺され、松山城は風前の灯火となったそうです。

そこで、犬を解き放つ事を思い出した松山城の家臣達は、
10頭の犬に、

援軍を求める文書をいれた竹筒を、
首につけて解き放ったそうです。

そして、松山城から解き放たれた犬たちは、

風魔一党の監視の目をくぐって、

『太田資正』のいる岩付城へと駆け込んだそうです。

急を知った『太田資正』は、松山城に救援を送り、
北条勢を、駆逐したそうです。

その後も犬達は、
連絡網として、活躍したそうです。

風魔一党は、

犬を伝令に使うととは考えていなかったので、
犬を、警戒していなかったそうです。

そのため、
風魔一党は、人間の使者を討っているのに、
連絡網を断ち切ることが、出来なかったので、
不思議に思ったそうです。

後日、人々は、
「『太田資正』は、曽祖父『太田道灌』に劣らない名将だ。」と、
褒め称えたそうです。

しかし、
『武田信玄』が、『北条氏康』に、加勢すると、

戦力は、けた違いに強くなり、

松山城が、窮地に陥ったそうです。

そのため、自力だけでの戦いは無理と考え、
『上杉謙信』に、援軍を頼みました。

しかし、『上杉謙信』の到着が遅れたので、

松山城は、陥落したそうです。
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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