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『帝嚳(高辛氏)』の愛犬『槃瓠』

『後漢書』によると、
古代中国で、『黄帝』の曾孫の
古代中国神話上の帝王『帝嚳(嚳)(高辛氏)』は、

生まれながらにしてしゃべる事が出来て、
物静かで、深淵で深謀もあり、あらゆる物事に疎通していて、
人材を養って各地に派遣し、廉潔で誠実な心で、
国を治めていたそうです。

しかし、
周辺の異民族「西戎(犬戎)」が、
国境を侵してきたので、戦争になりました。

しかし、
「西戎(犬戎)」の『呉』将軍は、
異常な程、戦闘能力が高く、

『帝嚳(嚳)(高辛氏)』の軍は、
連戦連敗で、国内の士気は低下し、
国内は、乱れていきました。

そのため、『帝嚳(嚳)(高辛氏)』は、
頭と心が、休む事がなくなり、
ものすごく疲れ果てました。

ある時、
『帝嚳(嚳)(高辛氏)』の後宮にいた女性が、
夢で、金色の犬を見ました。

朝、女性が、目覚めると耳の中に、
鈍痛があったので、

医者に診てもらうと、
小さな美しい金色の生き物が、
耳の中に入っていました。

女性は、この金色の生き物を玉盤に入れて、
ひょうたんの葉で蓋をして、飼うことにしました。

その金色の生き物は、どんどん大きくなりました。

そして、
金色を主とした五彩の毛色をした、
頭に24個の黄色い斑点がある、
鳳凰の様な、毛の長い、
風変わりな犬に、なったそうです。

そして、その犬は、
『帝嚳(嚳)(高辛氏)』に、献上されました。

『帝嚳(嚳)(高辛氏)』は、
その犬を、『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』と名付け、
可愛がるようになりました。

『帝嚳(嚳)(高辛氏)』は、
愛犬『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』を、

なでながら、魚肉を与え、

「お前といると、少しは気が休まる。

でも、「西戎(犬戎)」の『呉』将軍がいる限り、

完全には、心が落ち着く事はない。

もし、
「西戎(犬戎)」の『呉』将軍を食い殺して、

世の乱れを、鎮静出来たら、

娘の『三公主』と夫婦にさせ、

蛮国の王にしてやろう。」と、
冗談半分に言ったそうです。

すると、
『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』は、3回吼えると、
すぐに、猛ダッシュで走り出しました。

そして、『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』は、
酒に酔って寝ていた「西戎(犬戎)」の『呉』将軍の寝所に、
ひそかに忍び込み、

一瞬にして、『呉』将軍の首を咬みちぎり、
頭をくわえて、戻って来ました。

そのため、
「西戎(犬戎)」に対して、
優位に戦闘を進める事が出来たので、
国内は安定しました。

しかし、
『帝嚳(嚳)(高辛氏)』は、

「約束はしたが、
可愛い娘を、『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』に、
渡したくない。

本当に出来るとは思っていなかったので、

戯れで、失言だったという事で、

無かったことにしたい。」と後悔しました。

しかし、
容姿端麗の娘『三公主』は、

「父上には、嘘つきになって欲しくない。

『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』に嫁ぐ。」と言いました。

『帝嚳(嚳)(高辛氏)』は、しばらく考えた後、

「その通り、
政治家は、嘘があってはいけない。」と思いなおし、

『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』と娘『三公主』を、
夫婦にさせたそうです。

その後、2人は、自然の豊かな所に住むと言って、
南の山に行ったそうです。

その後、2人は仲睦まじく暮らし、
沢山の子宝に、恵まれたそうです。

『帝嚳(嚳)(高辛氏)』は、

その子供(孫)たちの事が気にかかり、

王宮に呼んで、王族として生活させましたが、

都会や王宮の生活になじまず、

再び、山の中に、戻って行ったそうです。

その後、
『麟狗(槃瓠)(盤瓠)』の子孫は、湖南省に住み、

中国の少数民族のミャオ族(苗族)やヤオ族(瑶族)、
シェ族(畲族)となったそうです。

ちなみに、実際の所は不明ですが、
ミャオ族(苗族)は、日本人のルーツと言う人もいます。



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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。
詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖が笛が得意だったのと、
子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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