神隠し(3)
- 2019/12/07
- 05:05
1964年3月4日の毎日新聞コラム欄に載っている
「藤代バイパス車両失踪事件」が思い出されます。
ある晴れた日の朝、
銀行支店長代理の運転する車が、
次長と銀行の得意客を乗せて、
東京から茨城県龍ケ崎市のゴルフ場に向かっていたそうです。
松戸市及び柏市を経由した後、
午前8時頃、葛飾区金町付近からずっと前先を走っていた
東京ナンバーの黒塗りのトヨペット・ニュークラウン周辺から、
突然、白い煙が噴き出したそうです。
5秒位で白い煙は消えましたが、
先行していたトヨペット・ニュークラウンが、
跡形もなく消え去っていたそうです。
3人は驚愕して、思わず「車が消えた!」と叫んだそうです。
現場付近は直線の道路だったそうです。
結果、原因は分かりませんでいたが、
単調な風景が続く道路を走行中、
判断力や注意力などの鈍麻から、
意識の低下を起こす
「高速道路催眠現象」とも言われています。(続く)
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