暇な時には、空を見る(15)-オーロラ(1)
- 2019/11/25
- 05:05
人生観が変わると言う人がいます。
水族館勤務の時、
ペンギン関係の仕事で、
南極に長期出張を命じられました。
でも、寒いのが苦手で、
体力的に自信が無かったので、
何回も行けと言われましたが、
断固として、断ったので、
代わりに飼育係が行ってくれました。
もっとも、体力的に自信があったら、
就職試験が合格していたので、
友人Iと一緒に、
ザンビア大学獣医学部で、働いていたと思います。
ちなみに、
後日、ザンビア大学獣医学部の先生とは、
沖縄で、一緒に泡盛を飲んで、コミュニケーションではなく、
飲みニケーションして、盛り上がりました。
詳しくは、別ブログの「あっちこっち雑記」の就職試験編と沖縄編で…。
南極から、飼育係が、戻って来た時、
話を聞きました。
大変だったそうですが、
その話は、機会があれば…。
行っていれば、
オーロラを見れていたのですが…。
今回は、オーロラの話をします。
物質は、温度が上昇すると、
固体から液体、そして気体に状態が変化します。
さらに、温度が上昇すると、
分子は解離して原子になり、
さらに温度が上昇すると、
原子核のまわりを回っていた電子が、
原子から離れて、正イオンと電子に分かれます。
それにより、
生じ た荷電粒子を含む気体は、プラズマと呼ばれ、
固体、液体、気体に続く物質の第4の状態です。
太陽が輝いているのは、
重力により閉じ込められたプラズマの中で、
核融合反応が起こっているからだそうです。
プラズマは、太陽自身の引力でひきつけられていますが、
全てをつなぎ止めることが出来ないので、
放出されるそうです。
放出されたプラズマは、太陽風と呼ばれ、地球へ到達します。
地球は、全体を包み込む巨大な磁場を形成しています。
ちなみに、
地球に磁場が無かったら、
強い放射線を伴う太陽風が直接地表に来るので、
生命の誕生はなかったと言われています。
プラズマは、地球の磁場に沿い、
太陽とは反対方向へ流れ、
プラズマシートと呼ばれる領域を中心として溜まるそうです。
そして、プラズマが、
磁力線にそって、千ー万Vまでの電圧で加速され、
地球大気へ高速で降下するそうです。
そして、プラズマが、
地球の大気中の酸素原子と窒素分子に衝突した時、
持っていたエネルギーを、酸素原子や窒素分子に与えるそうです。
エネルギーを与えられた酸素原子や窒素分子は、
励起状態と呼ばれるエネルギーの高い状態になります。
励起状態は不安定なため、
元の安定な状態に戻るのですが、
この時に、
エネルギーの差の分だけ、
光を放出しますが、
これが、オーロラと言われています。
しかし、
どのようにして太陽風が、
地球の磁力圏に入り込むのか?
何故、プラズマは、特定の部分にたまるのか?
何がきっかけで加速されるのか?など、
調査中だそうです。
オーロラの形には、バンド、コロナ、
アーク、トーチ、バルジなど様々な形があります。
しかし、これらは、
単に見え方のみで区別されているだけです。
コロナ型オーロラは、カーテンがように巻かれている形で、
観測者が、ちょうど真下に立っている時に、観測されます。
コロナ型オーロラを、ボーッと観察していると、
中から、鳥が!

ビックリしていると、
今度は、オーロラの中に、ゴブリンが出現!

オーロラは、幻想的ですね。(続く)
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