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マッターホルンで見た不思議な十字架(7)

下山直後、『エドワード・ウィンパー』は、

「たった一歩足を滑らせたこと、
一歩誤ったところに足を運んだことが、
この悲惨な状況全ての原因だった。

『タウクヴァルター』父子に、責任はない。」と言いました。

そして、捜索隊により、
『フランシス・ダグラス』卿以外の3人の遺体が発見され、
収容されました。

『エドワード・ウィンパー』と『タウクヴァルター』父子は、
3日間連続で、犠牲者の捜索に参加したにもかかわらず、

「自分たちが助かるために、ロープを切ったのでは?」と、
噂されたそうです。

そのため、
スイス当局は、査問委員会を開いて調査した結果、

事故は、『ダグラス・ハドウ』が、足を踏み外して、
その衝撃で、ロープが岩に当たり、
擦り切れたのが原因。

ロープは故意に切られたのではないので、
『エドワード・ウィンパー』と『タウクヴァルター』父子は、
無実という結果でした。

しかし、無実と結果が出ても、
『タウクヴァルター』父子の所で、ロープが切れたので、

「自分の身を守るために、
ロープを切ったのではないか?」という悪い噂が、
いつまでたっても消えませんでした。

そのため、2回の事情聴取を受け、
『タウクヴァルター』父子は、
ガイドとしての評判を落としました。


マッターホルン博物館に展示されている問題の切れたロープ。
確かに、切れ端の断面を見ると、
ナイフで切ったのではなく、擦り切れたように見えます。

そして、『エドワード・ウィンパー』は、
イギリスに帰国してからも、
世間からの非難が多かったそうです。

ビクトリア女王は、
この衝撃的な事故に関心を示し、

登山禁止の法令を整備しようとしましたが、

宮内式部長官との協議の結果、
登山を法律で禁止することは、見送られたそうです。

そして、(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。
詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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