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マタギから聞いた話(25)-掟(2)

宮城県の松島水族館勤務の時、
漁師さんと一緒に、
魚を捕りに行く仕事をしましたが、

言っている言葉は、
日本語のようにに聞こえますが、
何を言っているのか分からなかったので、
ジェスチャーで、会話しました。

その時は、
仙台出身の飼育係も、
漁師の言葉は、分かりにくいと言っていたので、

漁師さんの方言がひどいので、
会話が通じないと思いましたが、

後で、「沖言葉」を使っていたという事が分かりました。

「沖言葉」は聞きなれない言葉ですが、

漁師さんは、不漁を避けるため、
海上で「沖言葉」を使うそうです。

でも、会話が通じなかったのは、
自分が、大阪出身のため、
東北弁が分からないという事も、
関係していたかもしれません。

そして、
マタギも同じで、
マタギは、山に入ると、普通の言葉は使わず、
マタギ独特の「山言葉」で話すのが、掟だそうです。

例えば、「山言葉」で、
狩りの分担などを決める頭領の事は、「シカリ」、
クマの事は、「イタズ」、クマのいる洞穴の事は、「ケトバ」、
けもの道の事は、「ウジ」、
マタギでない人の事は、「セタギ」などと言うそうです。

マタギの掟は、まだ他にもあり、
どんな場合にも、
シカリ(頭領)の命に、背いてはならないそうです。

狩りの期間中は、
歌を歌ってはならないそうです。

ただし、合図の口笛は良いそうです。

女性の話、朝のワラ打ち、
狩り小屋での汁かけ飯は、禁止だそうです。

酒やタバコは、禁止ですが、
山神に供えるお神酒は別だそうです。

悪い無夢を見た時は朝食前に話し、

良い夢を見たときは朝食後の出がけに話すそうです。

山での禁を犯した者は、
その穢れをとるために、
火に塩を入れて清めたり、
冷水による水垢離が必要と言われています。

また、
狩り小屋では、入口から一番奥が、
神の座と言われているそうです。
そのため、
仮ごしらえの神棚を作り、
薪で、ご神体を削って祀ることもあるそうです。

あるいは、
「山神様」という張り紙をして、
神の座とすることもあるそうです。

神の座の下を、「上座」といって、
シカリ(リーダー)の席とするそうです。

また小屋に神棚を作らない時は、
近くの最も目立つ大木をご神体に見立てて、
その前に小さな仮の鳥居を作る事もあるそうです。

この仮のご神体に対しても、
毎朝出かけるときに頭を下げて拝むそうです。
朝、山でテンが前を横切ると、縁起が悪いそうです。

鷹が飛んでいる山は、
熊が住んでいるので縁起が良いと言われています。

ちなみに、シカリのSさん親子は、経験上から、
握り飯などの携行品は一度に食べず、
少量ずつ何度にでも分けて食べて、
残った飯つぶも、
一度には食べてしまわないそうです。

ちなみに、自分は、
あっちこっち雑記で書いたように、
食事を食べるのが早いです。

獲物を捕獲して、解体した時は、
その生血を暖かいうちに握り飯につけて食べたり、
そのまま飲んだりする事もあるそうです。

マタギの掟は、守らないといけない物で、
破ると、怖ろしい事が起きると言われています。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。

海外14カ国を、旅しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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