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マタギから聞いた話(22)-見慣れた風景

マタギの語り部でもある
シカリのSさん親子から聞いた話を続けます。

山を知り尽くしているマタギのWさんが、
ある時、いつも取りに行っている場所に、
山菜を取りに山に入ったそうです。

でも、しばらくすると、
見慣れない風景が広がっていました。

いつもは、曲がりくねった細い道だったのに、
まっすぐで、大きな道でした。

そして、
間違えたと思い、少し戻ってから、
曲道に戻り、違う方向に曲がっても、
同じ所を何度も通りました。

Wさんは、座って、目を閉じて、
煙草で一服して、心を落ち着かせたそうです。

そして、
大日如来に祈るときの呪文で、
地水火風空を意味し、全てが成就するという、
「阿毘羅吽欠蘇婆訶(あびらうんけんそわか)」
を唱えてから、目を開けたそうです。

すると、いつもの見慣れた風景に変わり、
目的地に行けたそうです。

このような事は、時々あり、
山の神様の機嫌を損ねたり、
キツネの類に、化かされていると言われています。

ちなみに、このことは、
リングワンダリングという現象だそうです。

ランドマークが無い時、吹雪や霧、闇夜、
木や草などにより視界が悪い時などに、
方向感覚を失ったり、

脚の利きの他、道中負った障害、
骨格の歪みや左右の脚の長さの違い、
靴が合わない、個人の癖などが原因となって、

無意識の内に円を描くように、
同一地点を彷徨い歩くという事が起きるそうです。

登山、砂漠などでの遭難の原因の一つと考えられています。

ちなみに、TVの実験で見たのですが、
足元だけしか見ることの出来ない特殊なヘルメットで、
グランドの50m先のゴールを目指し歩くと、

たいていは違う方向に曲がっていき、
ゴールへたどり着けたのは、
10人中たったの1人でした。

おかしいなと思ったら、
Wさんのように、いったん落ち着いて、
吹雪などで視界が悪い時は、
視界が晴れるのを待つ方が良いそうです。

あるいは、
人工衛星で位置を特定できる
GPSを利用するという方法もあります。

ニンニクを持って行くと、
悪い物を遠ざける事が出来るという事なので、

GPSを使わないというアナログな人なら、
山に入る時には、
ニンニクを携帯するのが良いと思います。

山に入る時には、
生のニンニクを持って行くのは、
マタギの間では結構、流行していたそうです。

ちなみに、
山に入る時は、
唐揚げや天ぷらを持って行くと、
良くない事が起きるそうです。

お弁当を持って山に入る時には、
おかずに注意してください。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。
詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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