FC2ブログ

記事一覧

マタギから聞いた話(21)-火の玉

マタギの語り部でもある
シカリのSさん親子から聞いた話を続けます。

マタギのAさんは、猟に出ていましたが、
獲物が、全く見当たりませんでした。

「今日は、山が静かすぎる。
日が暮れて、暗くなってきたので、
今日の猟は終わるか?」と思っていると、

山奥から大きな音が聞こえて来ました。

音のする方を見ると、
大きな火の玉が、ゆらゆらと動いていました。

マタギのAさんは、弓を火の玉に向けて射ました。

すると、ドンと音がして、火が消えました。

そして、次の日も、獲物がいなかったので、
日を改めて、猟をする事にして、
家に戻る事にしました。

家に戻ると、
父親が「大変だ!大変だ!」と走り回っていました。

マタギのAさんが、「どうした?」と聞いても、
「大変だ!大変だ!」としか言いませんでした。

マタギのAさんは、
母親いる奥の部屋に行くと、

血があたり一面に、こびりつき、
苦しそうな唸り声が、聞こえて来ました。

母親を見ると、
前日、自分が射った矢が、刺さっていました。

そのため、マタギのAさんは、
母親ではない別の世界の住人だと思い、

近くにあったフスマで、母の偽物を押さえつけると、
しばらく、ウーと声がしましたが、消えたそうです。

マタギのAさんは、
事情を聞こうと父親を探しましたが、
父親どころか、

もはや、
誰一人いなかったそうです。(続く)
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

ランキング

詳しくは分かりませんが、下のマークを、

ランキング

クリックすると、点が入るらしい

ジャンルランキング

カテゴリ

鳥 (2)
魚 (5)

プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。
詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

検索フォーム

月別アーカイブ