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マタギから聞いた話(7)-鳥海山(大物忌神)

マタギの語り部でもある
シカリのSさん親子から聞いた話を続けます。

鳥海山に伝わる古書には、
「東北の空に大蛇が、2つ飛びゆき 

鳥海の嶺に、下降した。」と書かれています。

その昔、秋田と山形に跨がる「鳥海山(大物忌神)」は、
国家を守り、穢れを清める神と考えられていました。

鳥海山は火山ですが、
噴火は大物忌神の怒りであると考えられたので、
噴火の度、神階が授けられたので、

正五位下から始まり、正二位まですすんだそうです。

871年におきた鳥海山の噴火について、
平安時代に編纂された「日本三代実録」の中で、

出羽国司は、

「出羽の名神に祈祷したが、後の報祭を怠り、
また墓の骸骨が山水を汚しているため怒りを発して山が焼け、
この様な災異が起こった。

山中より流れ出る河は青黒く色付いて泥水が溢れ、
耐え難いほどの臭気が充満している。

死んだ魚で河は塞がり、

約30mの大蛇が2匹が相連なって、
海へ流れていった。

それに伴う小蛇は数知れず。」と大蛇の報告をしています。

ちなみに、現在でも、鳥海山では、
何故か?8月に、大蛇を見たり、大蛇の通った跡を、
見る事が多いそうです。

そのため、鳥海山周辺住民は、
大蛇がいると信じている人が多いそうです。

YOU TUBEで動画が、見れます。

ちなみに、大型の蛇の全長は、
麻酔をかけたり死亡でないと、
大蛇の力がすごいので、
まっすぐに伸ばして全長を測定することは、
かなり困難です。

インドネシアの動物公園で、
約15mのアミメニシキヘビが、
飼育されていると言われていいましたが、
実際の長さは、約6.5mだったそうです。

ちなみに、
大森山動物園勤務の時、上野動物園から寄贈された、
2-3m位のアミメニシキヘビが、2匹いました。

元々、アミメニシキヘビの視力は、弱いのに、
1匹は完全に失明していました。

アミメニシキヘビの唇のところにのくぼみには、
熱を感知して、
赤外線でモノをとらえることが出来るピット器官があります。

生き餌を与えていたので、
反対方向から、お互いに、生き餌の熱を感じ、

飲み込んでいった結果、共食い状態となり、

1匹の口から、
他の個体の尾が見えるだけになった事がありました。

その時は、
普段でも蛇は独特の触感がある上、
蛇の唾液でよりヌルヌルしているので、

飼育係と言っても、

全ての動物を好きなわけではなく、

蛇を嫌いな人もいるので、

蛇を持っても平気な飼育係に集合してもらい、

引っ張って助けました。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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