マタギから聞いた話(3)-雪男捜索(1)
- 2019/01/15
- 05:05
研修期間は、長期間だったので、
時間がたっぷりあったので、
もちろん、ほとんどは、
熊の飼育管理法など熊関係の話でしたが、
マタギの伝承の語り部でもあるSさん親子の体験談や
知り合いの体験談や
マタギの間に伝わるうわさ話や昔話、伝承の話が、
とても興味深く、印象深かく、面白かったので、
勤務中はもちろん、勤務が終わった後も、
ものすごく沢山、マタギに関する話を聞きました。
マタギのシカリ(頭領)のSさんは、
以前、雪男の捜索のための探検隊に参加し、
ヒマラヤに、4ヶ月間、行ったことがあるそうです。
その時、
動物の足跡が見つかった時、
Sさん以外の隊員は雪男の足跡が、
見つかったと興奮していましたが、
雪山の事を知り尽くしているマタギのSさんは、
サルも生息しているので、
猿の足跡が、雪が解けて、
大きく見えたのでは?と思ったそうです。
Sさんの見解では、
ユキヒョウの鳴き声が雪男の声に聞こえたり、
熊は、人の気配を感じた時、
立って振り向くことがありますが、
それが雪男に見えたのでは?と思ったそうです。
ただ、
雄大なヒマラヤの自然の驚異に驚いたそうです。
ちなみに、
動物園勤務の時、ユキヒョウを、飼育した事があります。
ユキヒョウの声は、低い声から高い声まで、
色々出していたので、
現地で聞くと、雪男の声に聞こえるかもしれません。
また、食事の時、とても興奮状態になり、
天井まで駆け巡っていたので、
現地で、遠くから、
食事などで興奮している大型獣が、
大暴れしているのを見ると、
雪男が暴れているように見えるかもしれません。
ちなみに、(続く)
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