不死身の分隊長-『舩坂弘』(7)
- 2018/12/19
- 05:05
要注意人物として監視されていましたが、
瀕死の重傷者と思われていたので、
監視が甘かったそうです。
そのため、
暗闇に紛れて、収容施設を抜け出せたそうです。
そして、『舩坂弘』さんは、
見つからないように約1kmをほふく前進し、
途中にあった日本兵の遺体の弾丸入れから、
銃弾を7発位、集めて火薬を抜きました。
そしてその火薬を導火線にして、
弾薬庫に火をつけたそうです。
そして、弾薬庫が、爆発を起こすと、
近隣の弾薬庫も飛び火により連鎖して爆発し、
人的被害はありませんでしたが、
飛行機は、数機破壊されたそうです。
『舩坂弘』さんは、爆発を見届けた後、
元来た道を辿って収容所に戻り、
何食わぬ顔で翌朝の点呼に参加したので、
大々的な捜査が行われたのですが、
『舩坂弘』さんは、瀕死の重傷者と思われていたので、
捜査対象にもならず、
結局、弾薬庫が吹き飛んだ原因は判明せず、
また、その時、米軍が、
近隣の島の日本軍の拠点を、
攻略するのに忙しかったので、
原因不明の爆発と記録され、
犯人不明で、迷宮入りになったそうです。(続く)
- 関連記事