不死身の分隊長-『舩坂弘』(1)
- 2018/12/13
- 05:05
タフな犬「ドーシャ(dosha)」の話をしましたが、
今回は、日本人のタフな人の話をします。
黄色人種が嫌いだった『フランクリン・ルーズベルト』は、
特攻隊や切腹に関して、
「日本人の脳には欠陥があり、
死ぬことに苦痛を覚えない特殊な人種である。」と言いました。
『フランクリン・ルーズベルト』は、
日本人を馬鹿にしているつもりですが、
脳には欠陥はないのですが、
死を恐れないという事に関しては、
昔の日本人には、そういった人もいました。
東京都渋谷区にある「大盛堂書店」の
代表取締役会長『舩坂弘(1920年-2006年)』さんは、
日本で初めて出来た
本格的な本のデパートの経営者としてだけでなく、
第二次世界大戦の不死身の分隊長として、有名です。
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ちなみに、「大盛堂書店 本店」は、
2005年に閉店したそうです。
ちなみに、
「大盛堂書店 渋谷駅前店」は、
本店より小さい規模ですが、閉店はしていません。
ちなみに、
2011年、大阪の梅田にある、
本のデパート「旭屋書店 本店」は閉店を聞いた時、
ものすごくビックリしました。
何故なら、
小学生の時から高校生の時は休日で暇な時、
大学生以降は、大阪に帰った時など、
梅田に行った時は、
「旭屋書店 本店」にまず行って、
そして、紀伊国屋書店、
そして、地下街やデパートを巡回し、
今は閉館しましたが、
低料金で映画が見れる大毎地下劇場で、映画を見て、
最後にカッパ横丁の阪急古書のまちをふらついて、
最近は、最後にLOFTに行って、
帰りに、551蓬莱の豚まんを購入すると言うのが、
お決まりのコースで、
ものすごく行ってたので、衝撃を受けました。
本は面白いのに、
みんな本を読まなくなったのか?
今は、秋田に住んでいて、
大阪に帰る事が少なくなり、
行く機会はほとんどないけど、
梅田にある紀伊国屋書店は、
無くならないで欲しい。
そういえば、
秋田にある本屋も、減っていました。
『舩坂弘』さんは、栃木県西方町の農家出身で、
剣道と銃剣道の有段者で、射撃が得意でした。
第二次世界大戦中の1944年、4月に『舩坂弘』さんは、
23歳で、日本軍が占領しているパラオのアンガウル島に、
軍曹として赴任しました。
アメリカ軍が、アンガウル島に、
いずれは上陸するだろうと考えられていたので、
すぐに、島の海岸線に広範囲に障害物を設置し、
沿岸に鉄条網を張り、さらに鉄条網の内側に石垣を組み、
そのまた内側に深い戦車壕をめぐらし、
そのまた内側に各小隊や分隊の陣地を、
何重にも、めぐらせるという作業にかかりました。
昼夜の別なく重い石を運び、砂と汗にまみれて、
炎熱下の作業を行いました。
この時、あまりに苛酷な作業に、
体を壊す人が、続出したそうです。
水は、雨水を釜に貯めるのですが、
ボウフラが湧いていたので、
淵をトントンと叩くと、
ボウフラが、一瞬、水に沈むので、
その瞬間に、上澄みの水を汲んだそうです。
食事は、1日2食で、
はんごうで炊いたご飯が1合、
みそ汁、おかず一品だったそうです。
そんな過酷な仕事の中、
『舩坂弘』さんは、
「日本にいる家族を守るため、
本土に米軍を絶対に近付けてはいけない。
この島を敵に渡してはならない。」と考えていたそうです。
そして、頑丈な島の水際守備設備が、完成しました。(続く)
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