日本を守るために命をかけて戦った人々(11)-日本のCIAエージェント
- 2018/12/09
- 05:05
死期が近づいた時、
「自分は、アメリカの中央情報局(CIA)の
対日工作員であった。」と告白しています。
『児玉誉士夫』は、戦犯の疑いで逮捕され、
1948年釈放された後、
CIAに協力するようになったそうです。
『児玉誉士夫』は、
朝鮮戦争(1950年—1953年)に、ミサイル強化のため、
タングステンを必要としていたアメリカに、
日本の貯蔵庫から数トンのタングステンを密輸し、
1000万ドルで売却し、
その報酬として、280万ドルを手にしたそうです。
ただし、
CIAの『児玉誉士夫』に対する評価は、
「工作資金を持ち逃げしたり、
情報が得られない時は、ねつ造し、
嘘つき、ギャング、ペテン師、根っからの泥棒、
金儲け以外に関心がない。
自身の富や権力を得ることが目的で、
母国の将来には関心がない。」
諜報工作員としての価値は、
事実上ゼロ以下と酷評しています。
しかし、『児玉誉士夫』は、
生前、日本で、最も大きな影響力を持つ
黒幕として君臨していました。
ちなみに、
元警視庁警務部長で、
読売ジャイアンツ、読売新聞社、
日本テレビの経営者だった『正力松太郎』も、
CIAの工作員でした。
その流れで、
『正力松太郎』の部下『渡辺恒雄』も、CIAの工作員でした。
目的は、マスコミ操作を通じ、
アメリカ映画、音楽を大量に流し、
アメリカは、
原爆を2発、日本に投下して、
沢山の人が死んだけど、
アメリカを嫌いにならないで、
アメリカが「すばらしい」国だと宣伝することが目的で、
皆さんご存じの通り、成功しました。
ただし、
CIAの『正力松太郎』に対する評価は、
「思いのままに操れるような人間ではなく、
気をつけないと、知らないうちに、
自分たちを利用しかねない人間。」と
警戒していました。
ついでに言うと、
第45、48、49、50,51代
内閣総理大臣の『吉田茂』の
側近『辰巳栄一』は、
イギリス駐在が長く、英語が得意で、
戦争前から日本の内部情報を、
アメリカに、詳しく伝えていた事が、
2009年に明らかになりました。
そして、CIAは、
第56,57代内閣総理大臣の『岸信介』、
第58,59,60代内閣総理大臣の『池田勇人』に、
通称:キャンデイと言う資金提供を与え、
日本の内政干渉していたことを公式に認めています。
最初の特攻隊の人選をした『玉井浅一』中佐は、
「戦場で殺した部下の霊を弔わなければ、
あなたは一生何をしても浮かばれない。」と人から言われたので、
山寺の小坊主から修行して、
1958年愛媛県松山市の日蓮宗瑞応寺の住職となり、
自らが特攻命令を下した部下の冥福を祈る日々を送ったそうです。
1964年12月10日、日々行なっていた水垢離の後、
心臓発作を発症し、61歳で亡くなったそうです。
神風特別攻撃隊の命名者で、
神風特攻隊における指揮官の選定の時、
「優秀な海軍兵学校出身者を指揮官に!」と言った『猪口力平』は、
戦後、気分一新のため、『詫間力平』と改姓し、
海上自衛隊の幹部学校で統帥学の講義を担当し、
1983年、80歳で亡くなったそうです。
『東条英機』(64歳。)は、
「生き恥をさらすより死を選べ。」と言って、
多くの兵士や国民を死に追いやったのですが、
敗戦後、失敗しないように、
心臓に印をつけて、拳銃自殺を試みましたが、
失敗し、その後、裁判に出る為か、自殺は試みず、
「極東国際軍事裁判(東京裁判)」で、
「今回の戦争は、
侵略戦争ではなく自衛戦争であり、
国際法には違反しないが、敗戦の責任は負う。
開戦の責任は自分のみにあって、
昭和天皇は自分たち内閣、統帥部に説得されて、
嫌々ながら開戦に同意しただけである。」と証言し、
有罪が確定し、死刑が執行されました。(続く)
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