驚くほどウンがついている男『ティモシー・デクスター』(5)
- 2018/08/07
- 05:05
「沢山の石炭を、
イギリスのニューキャッスルで、
売ったら儲かる。」と言ったそうです。
すると、
『デクスター』は、
その言葉を信じて、実行したそうです。
実は、その知人は、
調子に乗っている『デクスター』を、
笑いものにしようとして、騙したのでした。
実は、ニューキャッスルは、
イングランド北東部にある港町で、
近郊に大きな炭田があり、
石炭は余るほどあるので、
「無駄なことをする。」、
「バカなことをしでかす。」という意味の、
「Carrying coals to Newcastle
(意訳:ニューキャッスルに、石炭を送る。)」と慣用句がある位に、
石炭の積み出し港として、英語圏では、非常に有名な町でした。
だから、『デクスター』が、
「ニューキャッスルに、石炭を送る。」事をしたのは、
無学で、その事を知らなかったからでした。
『デクスター』は、ほとんど全財産をかけて、
ものすごく大量の石炭を購入しました。
大量の石炭を満載した船が、出航する時、
大勢の人々が、集まったのですが、
実は、大勢の人々は、
その間抜けな姿を、あざ笑うために集まったそうです。
しかし、
当然、普通なら売れるわけはないのですが、
たまたま、
ニューキャッスルに到着した時、
誰も予想していなかったし、
全くの偶然ですが、
ニューキャッスルで、
炭鉱労働者の大規模なストライキが起きました。
そのため、
ニューキャッスルの町では、
大量に石炭不足となっていました。
そのため、
石炭の相場の高くなっていました。
ニューキャッスルの町には、大量の石炭を求めて、
世界中から大勢の商人が、集まって来ていたので、
『デクスター』は、
超ボロ儲けしたそうです。(続く)
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