驚くほどウンがついている男『ティモシー・デクスター』(1)
- 2018/08/03
- 05:05
『ティモシー・デクスター』です。
以前書いた、
ちょっとしたことで、
インスリンや抗癌剤の世紀の発見から外れた
『クラーク・ノーブル』は、自分の不運に、
嘆きましたが、
1747年に生まれのアメリカ人『ティモシー・デクスター』は、
驚くほど反対にものすごく強運の持ち主です。

『デクスター』は、
貧困生まれだったので、学校へは、ほとんど行けず、
8歳のころから農場で働いたそうです。
その後、
裕福な未亡人『エリザベス・フロシンガム』と結婚し、
大邸宅を購入したそうです。

『デクスター』は、
自分の名前すら、満足に書けなかったので、
周囲の人々は、『デクスター』を馬鹿にしていました。
ある人が、『デクスター』に、
今なら、「大陸紙幣 Continental 」が、
安く沢山手に入ると言って、笑いものにしようとしました。
実は、「大陸紙幣 Continental 」は、当初は好評でしたが、
アメリカ独立戦争の末期には、
戦費の増大とともに乱発され、しだいに価値が下落し、
紙くず同然の無価値となり、
「not worth a Continental」と慣用句として言われる位、
全く値打ちが無くなった「大陸紙幣 Continental 」を、

『デクスター』は、経済の事がよく分からなかったので、
沢山のお金が安く買えると喜んで、大量に購入したそうです。
『デクスター』は、その情報を教えてくれた人に感謝しましたが、
陰で、人々は笑っていました。
しかし、戦争が終わると、
価値を取り戻し、
ひと財産を築いたそうです。
そして、『デクスター』は、儲かったお金で、
ふたつの船を購入し、貿易業を開始したそうです。
そして、(続く)
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