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糞尿の話(10)-便所(4)

1955年頃に、
現在の水洗トイレが登場し、
徐々に一般家庭へと普及するようになったそうです。

ちなみに、
イギリスで、初めての水洗トイレは、
1596年、宮廷詩人『Sir John Harrington』が、
自分の荘園に設置したものと言われています。

このトイレは、魚の泳いでいる水槽から水を、
便座の上にある貯水容器に水を貯めた後、

便座のハンドルを引っ張ってバルブを開くと、
糞尿が汚水溜めに流れ落ちるという仕組みでした。

『Sir John Harrington』は、水洗トイレの事を、
当時のトイレのスラング「Jakes」からヒントを得て、
「Ajax」と呼びました。

当時の宮廷人たちは、入浴はめったにせず、
衛生に非常に気をつかったといわれる『エリザベス』女王でさえ、
月に1度しか入浴をしなかったと言われている時に、

『Sir John Harrington』は、極度の潔癖症だったので、
毎日、入浴していたそうです。

ちなみに、
現在は、毎日入浴するのは普通ですが、
当時の人々は、毎日入浴する『Sir John Harrington』の事を、
清潔好きを通り越して、病的だと思っていたそうです。

『エリザベス』女王は、「おまる」を使用していましたが、
糞尿の臭いが大嫌いで、自分の物にも耐えられなかったので、
水洗便所の話を聞いて、自分も使いたいと言っていたら、

『Sir John Harrington』が、
『エリザベス』女王の住居リッチモンド宮殿に、
水洗トイレを作製し、献上したそうです。

この事に因んで、
欧米では、トイレ(便所)の事を、主に男性ですが、
「John」と言う事があります。

その後、
『Sir John Harrington』は時の人となり、
もてはやされたのですが、
水洗トイレ発明について説明する
「Ajaxの変容」という本を書いたのですが、
当時の権力者『レスター』伯爵を、
水洗便所「Ajax」に例えた政治的な寓話だったので、
裁判沙汰になり、表舞台から消えて行きました。

ちなみに、現在、フランスでは、
水洗トイレは一般化していますが、
排泄後、手を洗う習慣がないので、
手洗い場が設けられていない所もあるそうです。

「手を洗うのが理想的」とフランス政府は言っていますが、

自分の体内から出るもなので、
汚くないと思っているフランス人が多いので、
排泄後、女性でも過半数、
男性では大多数の人が手を洗わないそうです。

ただし、手洗いしない事は、他のヨーロッパの国に比べても、
低い割合なので、社会問題となっているそうです。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。
詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖が笛が得意だったのと、
子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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