時代劇の大スター『鬼平』と『遠山の金さん』(2)
- 2018/07/09
- 05:05
関東から奥州にかけて、
悪行の限りを尽くし、歯向かう者は切り殺し、
数百箇所も夜盗した広域強盗団で、
剣術・神道流の達人で、
約800人の配下がいた
『神道徳次郎(真刀徳次郎)(神稲小僧)』一味を、
一網打尽にし、処刑したり、
徳川家の家紋「葵の御紋」をつけた提灯を掲げて、
商家に押込強盗を行い、
押込先の婦女を必ず強姦するという凶悪な手口で、
江戸中を荒らしまわった
『桐野谷芳之助(葵小僧)(大松五郎)』を、
捕らえ処刑しました。
「鬼平犯科帳」にあるように、他にも多くの凶悪犯を検挙し、
悪党からは「鬼」と呼ばれ、恐れられていたそうです。
そして、
勤めを終えた部下の与力や同心には、銭を与えて、
息抜きに一杯やっていけと働きをねぎったり、
業務を手伝った庶民にも茶や煙草、
その上、蕎麦の出前をとって、
働きをねぎらったりしていたので、
部下や庶民からは、『本所の平蔵さま』と呼ばれ、
非常に人気があったそうです。
ちなみに、
『鬼平(長谷川平蔵宣以)』の活躍には、
『本所の銕』の時代に培った
裏社会とのつながりや経験、情報が、
役立ったそうです。(続く)
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