『スタビー軍曹』の活躍(2)
- 2018/06/06
- 05:05
コートに隠して、軍艦ミネソタに乗船しました。
そして、燃料タンクの陰で飼育していました。
しかし、
司令官が、『Stubby』を見つけ、激怒しましたが、
部隊の人達たちの嘆願や、
『Stubby』が、得意技の敬礼するのを見て、

司令官は、ニコッとし、
部隊に所属する事を認められました。
そして、
1918年2月、フランス北部の戦地に駐留した直後、
突然、敵からの毒ガス砲攻撃を受け、
『Stubby』は、苦しみました。
その後、
『Stubby』は、手厚い手当により、回復しましたが、
苦しんだせいで、
毒ガス等の化学物質に、ものすごく敏感に反応するようになり
いち早く毒ガス攻撃を察知し、警戒の声を上げ、塹壕を走り回って、
眠っている兵士たちに向かって、
吠えたり噛んだりして、起こしたので、
素早くガスマスクを着ける事が出来たので、
多くの兵士が助かりました。
そして、
兵士たちは、『Stubby』にも、
ガスマスクをかぶせたそうです。
またある時は、『Stubby』は、
最前線まで徘徊し、味方の負傷兵を見つけて、
軍医に知らせたそうです。
そして、『Stubby』は、
話している言語に対しても敏感に反応したので、
塹壕地図を作ろうとしていた敵のスパイに気が付き、
逃げようとするスパイの足に咬みつき、
逃亡を阻止し、捕まえた事もあるそうです。
『Stubby』は、フランス上陸から、1年半4つの攻撃と
17の交戦に参加しました。
手榴弾に被爆し、前足を大怪我し、後方部隊に送られましたが、
人懐っこい性格から、兵士たちに可愛がられ、
後方部隊の兵士たちの士気が上がりました。

そして、『Stubby』は、
その活躍により、軍曹に昇進しました。
犬が軍曹にまで昇進したのは、
アメリカ史上初だそうです。

軍曹と言えば、
海外のTVドラマ「コンバット」の
サンダース軍曹を思い出します。

海外のTVドラマ「コンバット」は、
大好きで、大阪にいる時、
再放送があったので、
録画して、よく見ていました。
そのため、学生時代は、
第2次世界大戦における歩兵戦を、まるごと再現した
ボード版のウォー・シミュレーションゲームの
戦術級「スコードリーダー」シリーズや「パンツァー」シリーズ、
戦略級「タクテクスII」などのアバロンヒル社のゲームのほか、
海外製や日本製のボード版のウォー・シミュレーションゲームを、
友人とよくやっていました。

この雰囲気は、懐かしい
そして、兵法書にはまり、
「孫子」、「呉子」、「六韜」、
『宮本武蔵』の「五輪の書」、
『クラウゼヴィッツ』の「戦争論」、
『マキャヴェッリ』の「君主論」、
『児島 襄』の「第二次世界大戦 ヒトラーの戦い」、
『 パウル・カレル』の戦記物シリーズ、
『ジェームズ・F・ダニガン』の「ウォーゲーム・ハンドブック」、
そして、ホビージャパンの
ウォー・シミュレーションゲーム専門誌
「タクテクス」も購読して、読んでいました。
でも、勉強などで、友人たちが忙しくなり、
だんだんと相手がいなってきたので、
ヴィクトリー・ゲーム社の1人用ボードゲーム「アンブッシュ!」や、
1人でも出来ると期待してPC版を購入しましたが、
残念な感じの出来上がりでした。
今は、ゲームをやる時間が、あまりありませんが、
携帯型ゲームで、「信長の野望」だけは、
先祖が果たせなかった日本征服を果たすべく、
先祖と血縁関係のあった島津家担当で、
病院や食堂などの待ち時間に、
時々しています。
ちなみに、
先祖の仇『大友宗麟』を倒した時は、
雪辱を果たした気分になります。
でも、1992年に「タクテクス」が廃刊し、
そして、1998年にアバロンヒルが、
解散して残念です。
ただし、海外には、
ボード版ウォー・シミュレーションゲーム雑誌の
「Strategy & Tactics 」が頑張って、
発刊していますが、
今の所、読む時間が無いので、
購入予定はありません。
でも、
実物を見ると、欲しくなると思います。
ちなみに、
飼い主の『Robert Conroy』は、一般兵卒だったので、
犬の『Stubby』の方が、上官となったそうです。

そして、
『Stubby』の一連の活躍が新聞に報道されると、
全米の英雄となったそうです。

そして、帰国後、
『Stubby』軍曹は、米国在郷軍人会や
アメリカ赤十字社、「Y.M.C.A.」の生涯名誉会員となり、
ジョージタウン大学では、公式マスコットに任命されました。

その後、『Stubby』軍曹は、
『Robert Conroy』が、飼い続け、アメリカ大統領とも、面会し、
その後、
1926年に永眠し、スミソニアン自然史博物館によって剥製にされ、
現在は国立アメリカ歴史博物館に展示されているそうです。
そして、映画にもなったそうです。

(続く)
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