『スタビー軍曹』の活躍(1)
- 2018/05/05
- 05:05
『田河水泡』先生の
漫画『のらくろ』全10巻があったので、
よく読んでいました。

『のらくろ』は、
野良犬の『野良犬黒吉(のら山黒吉)』が、
猛犬連隊に入隊して、
活躍して、二等兵から大尉まで昇進し、
その後、喫茶店の店主になるという話です。
『のらくろ』は、漫画ですが、
実際に、
野良犬が、入隊して、戦争で活躍し、
軍曹まで昇進したという話があります。
その、野良犬の名前は、
『スタビー軍曹(Sergeant Stubby)』と言って、
第一次世界大戦で、大活躍し、
たくさんの勲章をもらった米軍の軍用犬です。

1917年の夏、ボストンテリア系の雑種犬が、
イェール大学のキャンパスにいた所、
『Robert Conroy』兵卒に拾われたそうです。
しかし、当時は軍隊で、
犬を飼うことは許されていなかったので、
秘かに、飼われる事になりました。
そして、
体が丸くて切り株の様だったので、
切り株という意味の英語stubbleから、
『Stubby』と名付けられて、
『Robert Conroy』兵卒の所属する
第26ヤンキー歩兵師団第102歩兵部隊の
兵士たちが可愛がり、
非公式マスコットのような存在になったそうです。

そして、
『Stubby』は、色々な芸が出来るようになり、
特に、得意なのは、
右足を上げて、敬礼する芸だったそうです。

そして、その年の10月に、
フランスへ行く命令が下りましたが、
『Robert Conroy』兵卒は、
『Stubby』と離れたくなかったので…、(続く)
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