『John Dolan』の人生を変えた犬の『George』(1)
- 2010/11/01
- 05:05
犬で、人生が劇的に変わった人の話をします。
それは、
『James Bowen』と同じくイギリスに住む
「ジョンとジョージ、私の人生を変えた犬」の
著者『John Dolan』です。

イギリスのロンドンには、
『James Bowen』のように、様々な理由で、
ホームレスとなっている人が多くいます。

左から前回の主人公の愛猫『Bob』と『James Bowen』、
そして今回の主人公『John Dolan』と愛犬『George』
『John Dolan』は、
幼い頃、両親に虐待され、親に捨てられ、
引き取られた祖父にも、虐待を受けて育ちました。
そして、
学校でも、いじめにあい、
現実から逃れる為、
シンナーやドラッグにおぼれ、
まともな仕事に就くこともせず、
窃盗や万引き犯の常習犯となり、
刑務所暮らしが、続いたそうです。
内向的だったので、
仲間や友人がつくれず、
その後、
20年以上、ボロボロの服を着て、
風呂もあまり入らず、
1人で、ホームレスを続けていたので、
将来に絶望していました。
2010年、『John Dolan』は、
自治体が提供するホームレスの
簡易住居に入居することが出来ました。
しばらくすると、
同じ施設で暮らしていたホームレスの『Becky』が、
ペット禁止の公営住宅に移れることになったので、
飼っていた犬『George』を、『John Dolan』に、
飼ってくれと言ってきました。
『John Dolan』は、
今まで犬を飼った事が無かったし、
接し方も分かりませんでした。
でも、『John Dolan』は、
別に犬が好きと言う分けでもありませんでいたが、
やる事もないし、深く考えもせず引き受け、
『Becky』に、缶ビール1本を、
お餞別という事で、渡しました。
でも、犬を預かってみると、
今までの人生で、1人で生きたし、
責任という事とは、無関係に生きていたのですが、
これから、1人ではなく、
犬と一緒に生活するとなると、
犬に対しての責任が、
必要なのでは?と考えはじめました。
すると、今まで感じた事の無い、不安と恐怖を感じました。
その上、
譲り受けた3歳の
スタッフォードシャー・ブル・テリア『George』は、
『John Dolan』の言うことを、全くききませんでした。
留守番をさせると部屋中を荒らし、
外へ連れて出ると、
お金も恵んでくれようとしている人はもちろん
あらゆるものに、吠えて威嚇して、
誰も近寄って来なくなり、物乞いが出来なくなり、
一緒にいる事が、苦痛になり、
犬の事が、嫌いになりかけて来ました。
そんなある日、お金を出すので、
『George』を譲って欲しいと言う人が現れました。(続く)
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