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光る動物(6)

水族館・動物園勤務時代は、
日本と世界の水族館・動物園を沢山視察しました。

クラゲで有名な山形の『加茂水族館』にも、
お邪魔した事があるのですが、

その時に『村上龍男』館長が、忙しい中、
ユニークな解説で館内を案内してくれました。

その村上館長が執筆した写真集「加茂海岸のクラゲ」と共に、
『下村脩』博士にノーベル賞受賞のお祝いの手紙を書いたそうです。

kamosuizokukan

その手紙に、水族館の経営危機をクラゲ展示で脱した事と、
「たくさんクラゲを飼育していますが、
オワンクラゲは残念ながら光りません。」と書いたところ、

『下村脩』博士から、直接、村上館長に電話があったそうです。
その時に、村上館長は、「ご本人ですか?」と聞き返したそうです。

そして、『下村脩』博士は、
「セレンテラジンという物質を餌に混ぜれば、
2週間ほどで光ると思います。

日本の研究者から取り寄せられるよう手配しておきましょう。」と、
話されたそうです。

そして、三重大大学院生物資源学研究科の『寺西克倫』教授から、
『セレンテラジン』約50ミリグラムと発光方法を記したメモが届き、

水族館で、餌になるシロクラゲ5匹に、
海水に溶かしたセレンテラジンを注入したところ、

それを食べてから10分後、
オワンクラゲの傘の周りが、淡い緑色に発光したそうです。

green fluorescent protein
(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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