クリスマス
- 2017/12/25
- 05:05
イチゴショートケーキと思っていましたが、
欧米では違います。
オーストラリアでは、
イチゴショートケーキではなく、
ドライフルーツがたくさん入った

パンケーキみたいなクリスマスプディングを食べるそうです。
アメリカでは、クリスマスの食べ物と言えば、
ケーキではなく、
七面鳥だそうです。
アメリカで、クリスマスに、七面鳥を食べる理由は、
17世紀、ヨーロッパからアメリカへ大量の移民が移り住んだ時、
冬場に食べ物がなく、困り果てていた時、
アメリカ先住民(インディアン)が、
七面鳥を譲り渡したので、それに感謝して、
キリストが生まれた12月25日に、
七面鳥を食べて、祝う事になったそうです。
ここで、
アメリカ先住民(インディアン)に感謝していないのには、
理由がありますが、ものすごく長くなるので、
後日詳しく話します。
ちなみに、アメリカは、肉文化ですが、
生卵をそのまま食べると言う習慣が無いし、
肉に砂糖をつけると言う文化がないので、
すき焼きは、ビックリする食べ物だそうです。
日本のクリスマスケーキは、
「不二家」と関係があります。
「不二家」の創設者は、
愛知県から16歳で横浜に出てきた
『藤井林右衛門』です。
最初、『藤井林右衛門』は、
家具を中古品などを扱う
リサイクルショップの奉公人をしていましたが、
1910年、25歳の時、
日本人の洋菓子職人と知り合い、
横浜の洋菓子店「FUJIYA」を独立開業したそうです。
「FUJIYA(不二家)」という名前は、
「藤井」姓と、日本を代表する「富士山」にかけるとともに、
「二つとない存在」という意味が、込められているそうです。
そして、
店をオープンした年の12月には、
なじみの少なかった西洋のお菓子を、
1人でも多くの日本人に味わってほしいという思いから、
イチゴの乗った白いクリスマスケーキを販売したそうです。
最初、売れない日々が続いたそうですが、
渡米視察し、色々な改良を行い、
1922年、シュークリームやショートケーキが人気となり、
やがて、クリスマスケーキとしてのショートケーキが、
認知されて行ったそうです。
しかし、
2007年の消費期限切れ原料使用に端を発する
一連の問題により、業績悪化となり、
2008年より、山崎製パン株式会社の子会社となったそうです。
ちなみに、クリスマスを、
日本では、省略して「X'mas」と書きますが、
欧米では、「Xmas」、「X-mas」と書くそうです。
「X'mas」 と書くのは、
俗語で、普通は使わないそうです。
ところで、クリスマスの綴りは、
『キリスト(christ)』を、礼拝ミサ(mass)するという意味で、
「Christmas」です。
でも、Xを使うのは、
キリストのギリシャ語表記が『Χριστός』、『ΧΡΙΣΤΟΣ』で、
その省略形で、『X』とも書いていたそうです。
何故、ギリシャ語かと言うと、
クリスマスに欠かせないサンタクロース伝説の起源は、
4世紀頃の東ローマ帝国にまで遡り、
教父聖『ニコラオス(ニコラウス)』に由来するそうです。
東ローマ帝国の公用語は、ラテン語でしたが、
住民の間では、標準語のギリシャ語が、
一般的だったので、ギリシャ語が使われたそうです。
ちなみに、
キリスト教の主教(司教)、神学者で、
聖人として崇敬されている「聖ニコラオス(ニコラウス)」は、
オランダ語で「シンタクラース」と言いますが、
17世紀アメリカに植民したオランダ人が、
訛って「サンタクロース」と伝え、
それが、広がったそうです。
ちなみに、
「聖ニコラオス(ニコラウス)」が、司祭をしていた時、
知り合いの商人が、事業に失敗し、
財産を失い貧しくなったため、
娘を売春させるという事になりました。
それを知った「聖ニコラオス(ニコラウス)」は、
夜中に、こっそりと窓や煙突から2度、
多額の金を投げ入れたそうです。
その時、暖炉に干していた靴下に、
偶然、その金貨が入ったそうです。
娘を売春させなくてよくなったので、
商人は、大変喜び、誰が金を投げ入れたのかを知ろうとして、
見張っていたそうです。
すると3度目に金を投げ入れている
「聖ニコラオス(ニコラウス)」を見つけたので、
商人は、ひれ伏して涙を流して感謝したそうです。
その後も、
「聖ニコラオス(ニコラウス)」は、人々のために活動したそうです。
そして、クリスマスのプレゼントには、
靴下に入れる事になったそうです。(続く)